とくしま有機農業サポートセンターが2018年の「オーガニック・ワーカー(有機農業技術者)養成科」受講生を募集中

コープ自然派の折り込みで毎回入ってきて知るのですが、特定非営利活動法人とくしま有機農業サポートセンターというところが、今年も「オーガニック・ワーカー(有機農業技術者)養成科」の受講生を募集しています。

以下のような内容とのこと。

  • 次世代の有機農業技術者を育成する画期的農業カリキュラム
  • 有機農産物は「安心安全」だけに留まらず「高品質・多収穫」も合わせた時代へ
  • 作物本来の美味しさや栄養を引き出す究極の土づくりを学ぶ
  • 植物生理に則った栽培理論(BLOF理論)を学び、実践し、短期間で技術習得
  • ひとつひとつの農作業に「美味しさや高栄養」を作り出す理由がある
  • 有機農業の現場で即戦力となる知識や技術を有した人材を育成します
  • 取得資格(任意受験):有機葉物栽培ワーカー資格(社団法人日本有機農業普及協会)

学科(約160時間)、実技(約360時間)、企業実習など(約96時間)の3本柱(前回より企業実習の時間が長くなっています)で、有機農業を体系的に学ぶことができそうです(詳しい学習内容はこちら)。

「訓練期間」は、平成30年3月29日~9月28日の半年間。半年間、学校に通うという感じで、平日は10:00~16:50まで、昼休憩1時間を挟んでびっちり。1コマ50分で、10分の休憩があるそうで、学校時代の暮らしと同じ感じです。基本的に土・日・祝日が休みですが、授業時間の調整や実習先の都合などによって変更の場合もあるとのこと。

これだけ充実した内容で、なんと受講料は無料(テキスト代 10,152円は必要)。

どういうNPOなのかというと、とくしま有機農業サポートセンターのウェブサイトを見てみると、Missionとして、こう書かれています。
1.次世代の有機農産物を生産する有機農業技術者を育成する。
①生態系調和型農業(BLOF)理論の技術者を育成する。
②同じ技術をもつ農業者の全国ネットワークをつくる。 
2.人と自然の関係を再構築する。
①「田んぼの生きもの調査」 を通じて、まずは農業と生態系の密接な関係を多くの人に知ってもらう。
②有機農業技術の普及を通じて、「自然のめぐみの賢い利用を考えた持続可能性の高いライフスタイル」の提案を行っていく。 
3.有機農業技術の普及を通して田園社会を守っていく。
①若年者や県外からの移住者に対するキャリアアップ支援。
②地域内の有機物の循環を基盤とした地場産業の育成。

香川に来て野菜やお米を育ててみて、農業で生計を立てていくことの大変さが何となくわかりました(うちは自給用ですが、それすらまだ賄いきれず、売るとなると収量や収穫時期や種類や作物の見た目など、育てるフェーズだけでもいろいろ気にすることが増えます)。時間をかけて、一つずつ自分なりの方法を探っていくのも面白いと思いますが、農家としてすぐに自立していきたい方などにとっては、ありがたいカリキュラムなのではないかと思います。


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