陸稲(おかぼ)のハッピーヒルの草刈りを10日がかりで

陸稲(おかぼ)で育てているハッピーヒル。7月6日に田植えを終え、それから約2週間後には下の写真のように草がだいぶ伸びてきていました。



稲の列の間に入っていき、鎌で草を刈っていきます。自然農法を提唱した福岡正信氏が生み出した「ハッピーヒル」という品種は、草に強いそうで、ちょっとくらいの草ではへこたれませんが、あまりに草ぼうぼうにしておくと大きく育たなくなってしまいます。




お米づくり1年目は、稲と他の草の見分けが難しく、間違って稲を刈ってしまうこともよくありましたが、4年目になると色や形ですぐに見分けがつくようになりました。


稲は節のところに白い毛が生えているのも特徴です。


刈った草はその場に敷いていきます。のこぎり鎌でザッザッと草を刈る感触が好きで、田植えよりもラクです。


上から見るとこんな様子。たくさん生えた草を敷き詰めておけば、次に生えてくる雑草を抑制することにもなります(これくらいの草だと押し上げて生えてきますが・・)。


立派に分けつ(根元付近から枝分かれして増えていくこと)しています。面白いことに、間近くに他のイネ科の草が生えていると、放射状に一体化して分けつしていきます。だからよく見ないと、全部稲だと思ったら一部は別の草だった、ということがよくあります。

ほぼ毎日、数時間このように草刈りを続けて、全体を刈るのに10日ほどかかりました。近所で除草剤を撒いている時期なので、その化学臭と格闘しながら・・・。今年はマシでしたが、揮発してきた除草剤を吸い込みながら一列刈っただけでクラクラ目まいがしてきて退散したこともありました。

下の写真は草を刈り終えたあとの様子。




だいぶすっきり。刈り終えたときは達成感があります。

稲の間に入ってしゃがんで草刈りしやすいように、一般的な田んぼよりも稲と稲の間隔を大きめに植えています。

また数週間後には稲と同じくらいの大きさに草が育っているはずなので、つかの間の休息(その間に野菜の畑の手入れ)のあと、再び田んぼの草刈りが始まります。

近所の田んぼはこんな様子。


うちの稲はまだ穂を出していませんが、近所では花を咲かせてもう穂を垂らしている田んぼも増えてきています。

もう8月。暑い暑いと言っていた夏もあっという間に過ぎ去りそうです。


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by 硲 允(about me)
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