こんまりさん(近藤麻理恵さん)の「人生がときめく片づけの魔法(1巻)」を読んで

「片付けコンサルタント」として有名なこんまりさん(近藤麻理恵さん)の本「毎日がときめく片づけの魔法」に続いて、「人生がときめく片づけの魔法」の1巻を読んだ。





読んでいると、とにかく片付けしたくなってくる。こんまりさんの片づけへの情熱が伝染してくる。

こんまりさんの文章で読むのが一番いいと思うけれど、特に気になったところをご紹介したい。


  • 理想の暮らしを考える
    片付けを始める前に、自分にとっての「理想の暮らし」を考えるといいという。そのとき、具体的に思い描くことが大事で、自分に対して「なぜ?」を繰り返して深めていくという。
    たしかに、いくら家が片付いても、「理想の暮らし」に近づけなければ意味がないし、片付けることを自体を目的にするとあらぬ方向に行ってしまうこともあるだろう。
    理想の暮らしを思い描く、というのは、簡単なようで、ちょっとエネルギーが要る。心落ち着ける場所、心落ち着ける時間に、一人で集中して行うのがよさそう。

  • モノを捨てるのは、「触ったときにときめくか」を基準に、カテゴリーごとに
    「ときめくかどうか」を基準にする、というのが、こんまりさんオリジナルで、困ったときはこれを思い出すとぱっと前に進めることが多い。
    ときめかないモノに囲まれ、ときめかないコトばかりして暮らしていると、そもそも、「ときめき感度」が衰えてしまっている。片付けを通して「ときめき感度」を磨いていくことで、それは人生のあらゆる局面で役立ってくれるように思う。
    モノを捨てるときは、部屋ごと、場所ごとに行うのではなく、衣類、本類、書類、小物類、思い出品の順番でカテゴリーごとに行うべきだという。この順番は、「ときめき」で判断しやすい順になっている。「ときめき感度」が鍛えられていないうちに、いきなり思い出の品に手を付けると収拾がつかなくなってしまいやすいらしい。

  • モノを捨てるときは、そのモノの本当の役割を考え、感謝して手放す
    昔から捨てずにとってあるようなものには、買ったものの、ほとんど使っていなくて、これからも使うことはなさそうで、しかもときめかない、というモノが多い。捨ててしまうのは非情な感じがするが、そんなときこそ、「ありがとうございました」と唱えながらゴミ袋に入れるようにしている。本当に必要なものを買わないといけないよ、ということをそのモノは教えてくれた。本来の機能を発揮できないままそのモノは捨てられてしまうわけで、情けないヤツの元に来てしまったためにえらい目にあったなぁ、という気がするけれど、せめて感謝して手放したい。

  • 本を手元にストックしすぎないほうが情報の感度が上がる
    たしかに、蔵書を整理してから、必要な情報が入ってきやすくなり、新しい情報が頭に入りやすくなってきた気がする。
    本はタイミングが命で、出会ったその瞬間が読むべき時だという。出会ったときは読みたいと思っても、家にたくさんの本が「積読」になっていて、すぐに読めずにいると、結局自分にとっての「旬」が過ぎて読まずに手放してしまうことが多い。すぐに読めないときは買わないことにした。

  • すべてのモノの定位置を一つ残らず決める
    定位置を決めておくと、時間に余裕がなくて少しくらい散らかっても、余裕ができたときに戻してすぐに元通りにきれいになる。まだすべてのモノの定位置を決められていないが、一部のモノの定位置を決めただけでもその効果を実感している。「一つ残らず決める」というのはなかなか大変なことだけど、その作業を通じて、モノ一つひとつとじっくり向き合えるように思う。

  • 服をたたむことの本当の価値は、自分の手を使って服に触ることで、服にエネルギーを注ぐこと
    服に限らず、モノに触る、というのはそういうことだろうと思った。機械類でも、大事に扱っていると長持ちするし、物理的にダメージを与えていないようでも雑な気持ちで接しているとすぐに壊れやすい。
    「片づける」ということは、単に不要なものを捨てて、残ったものを整理・整頓してすっきりした空間にする、というだけのことではないのだと、こんまりさんの本を読んでいるとわかってくる。
    ときめくモノを厳選し、それを大事にし、そういう気持ちで毎日を過ごしていると暮らしもときめき、人生がときめくのだろう。こんまりさんは片付けの仕事を通して、そういう変化に直に見てこられたから、片付けが「魔法」のように感じられるのだろう。

  • 部屋着もときめくものを
    ぼくは特に、着ている服に気分を影響されやすく、だらけた服を着ていると一日だらけた気分で終わってしまいがち。
    家で仕事をしていると、ときめかないものを着たまま一日を過ごしてしまいがちだけど、家でいるときもなるべく気分よくいられるような服を着ようと思った。

  • モノを立てて収納する
    書類をべたべたと寝かせておくと、あっという間に机や床が散らかってしまう。書類を立てておく棚をつくろうと思った。書類の「未処理コーナー」をつくるといい、というのもヒントになった。油断すると机の上が未処理の書類だらけになり、ケータイを紛失したと思って新しいのを買ったら机の上で発見されたこともあった…。

  • 本当の人生は「片づけたあと」に始まる
    このスケールの大きさが、こんまりさんのすごいところだと思う。片付けの技術的なこともとことん追求されていて学ぶことが多いけれど、目指すところは、片付けを終えたそのあとだという。つまり、自分が本当にときめくこと(「使命」と言ってもいいようなもの)に大いに時間と情熱を注ぐべきだという。そして、そういうものを見つけるために、片付けが大いに役立つという。片付けを少し始めただけでも、その効果を実感している。


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by 硲 允(about me)
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