卵と牛乳と砂糖を使わない、「豆乳・どぶろくフレンチトースト」をおやつに。

おやつに相方が卵無しのフレンチトーストをつくってくれた。


普通、フレンチトーストというと、卵や牛乳や砂糖を使うが、どれも使用していない(そんなのはフレンチトーストではない!とつっこまれそうだけど)。

卵や牛乳の代わりに使用したのが、豆乳とどぶろく。普段、最近うちではお酒は飲まないけれど、水色の瓶が欲しくて買ってあった。

甘みは、砂糖ではなくハチミツで。

高松の国産小麦・天然酵母のパン屋さん「ベーカリー クッキア(BAKERY KUKKIA)」のバゲットを、上記を混ぜ合わせた液に浸し、
及源鋳造の鉄のフライパンでこんがりと焼き上げる。N HARVEST(エヌ・ハーベスト)のシナモンパウダーとはちみつをかけて完成!


しっとり、もっちりとした食感。どぶろくの風味がいい感じにコクを出してくれている。動物性の素材を使わなくても、もの足りないということは全くない。

豆乳とどぶろくでフレンチトーストをつくる、というのは、この本を見て着想を得たらしい。


酒粕おやつ―卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 焼き菓子、酵母パン、スムージー(南 智美 著)


「フレンチトースト」というくらいだから、フランスではこんなふうにして食べるのかなぁ、と相方。どうなんだろう? 調べてみたところ、Wikipediaによると、「フレンチトースト」の語源については、1724年に米国ニューヨーク州オールバニの酒屋の店主ジョーゼフ・フレンチさんが命名したという説があるらしい。「フレンチ」って、実は人の名前だった!?

フランス語では、フレンチトーストのことを「パン・ペルデュ(pain perdu)」と呼び、これは「失われたパン」という意味らしい。焼いてから時間が経って硬くなってしまったパンを、ミルクや卵に漬けることで蘇らせる、というニュアンスらしい。フランスでは「パン・ペルデュ」をデザートとして食べるとのこと。

フランスに行って、英語で「French toast」ください、と言ってもフレンチトーストが出てこないかもしれないが(フランス産のただのトーストが出されるかも?)、「lost bread(失われたパン)」といえば、もしかしたら通じるかもしれない。


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by 硲 允(about me)
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