2018/01/09

みろく自然公園(香川県さぬき市)へ。植物と野鳥と昔の農具を観察


みろく自然公園(香川県さぬき市)を初めて訪れた。その近くまで取材で行く用があったので、ついでにふらっと。



道路を挟んだ向かいには産直(ふれあい市場)があり、地元産の野菜や加工品などがいろいろ。遠出したときは産直に寄るのが楽しみで、その地でしか買えないものがあるのがうれしい。公式サイトには「有機栽培の青果」もあると書かれていて、中には有機栽培のものもあるのかもしれないが、「有機栽培」という表示はお店では見当たらなかった。


道路の反対側(みろく自然公園側)にもカフェレストランがあり、大山牧場(うしおじさん)のパンが食べられる。公園を歩いてお腹を空かせたときにひと休みするのによさそう。


みろく自然公園は、手入れし過ぎていないのがいい感じだった。


歩きやすいように最低限整備されているが、自然に生えたような植物が多く、野性的な自然観察が楽しめる。


ところどころに木の遊具がある。「遊具が古くなっておりますので、ご注意ください」との注意書き。最近では、危険な遊具を撤去したり、古くなった遊具は使用禁止にしているのをよく見かけるが、注意だけ促してあとは自己責任でどうぞ、というスタンスが新鮮に映った。


「樹木見本園」が気になったけれど、ロープを張って侵入禁止にしている。


木の名前を書いた看板があるが、枯れてしまった木がたくさん目についた。大きく育つ樹木の苗木を植え付ける間隔が狭すぎるように見えた。


蝋梅(ロウバイ)の花がちょうど満開だった。



甘い香りが辺りに漂っている。


蝋梅の種は初めて見た。


ささげのような形をしている。


咲き始めの水仙も美しかった。梅の木が並び、その根元にたくさんの水仙が植えられていて、梅の花の時期にも来てみたいと思った。


鴨の家族。鴨を見ると、東京にいた頃、毎日のように近所の武蔵野の森公園(府中市)を散歩して池の鴨を眺めていたのを思い出す。

メジロも今年初めて見た。この辺りは「弥勒(みろく)鳥獣保護区」に指定されていて、看板を見ると、鳥類は他にホトトギス、カワセミ、ヒバリ、キセキレイ、モズ、ジョウビタキ、ウグイスなど、獣類はホンドイタチ、ムササビ、キュウシュウノウサギなどがいるらしい。「九州のウサギかぁ…」と言うと、「九州野ウサギ」のことだと相方につっこまれた。


ゆっくりしている時間がないのと寒かったので、公園の一部しか歩かなかったが、過ごしやすい時期にお弁当を持ってきて一日過ごすのも気持ちよさそう。


香川県で残された最古の農家建築である「旧恵利(えり)家住宅」が移設され展示されていた。

屋根の周りを瓦葺のひさしではなく、軒先まで茅(かや)で葺き降ろす形式(この地方では「つくだれ」と呼ばれる)が17世紀末頃のものだという。

中は広々とした土間と、簡素な部屋。


今のように家の中でパソコン仕事なんてないし、家では土間が主な仕事場だったのだろう。


土間に巨大な道具が。唐臼(からうす:別名「ふみうす」)というもので、穀類を入れてついていたらしい。お米の脱穀もこれでできるのだろうか、試してみたかった。

公園内には「歴史民俗資料館」もあり、唐箕や初めてみる巨大な脱穀道具など、昔の農具がたくさん展示されていて興味深かった。

こんな公園が近所にあればしょっちゅう散歩に来てそうだと思った。寒い中、こどもを連れた家族がけっこうたくさん遊びに来ていて、楽しそうな声が聞こえてきていた。香川に来て、山の方へ行くとあちこちにゴルフ場があり、狭い県内にそんなに必要だろうかとよく疑問に思う(調べてみると、ぼくが生まれた和歌山県とほぼ同数らしい)。ゴルフ好きの方には申し訳ないけれど、ゴルフ場をつくるくらいなら全部自然公園にしてほしい。


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