7月の畑の様子。初めて育ったトウモロコシ、ゴボウの花、へちま、エゴマ、紫色のいんげんなど

雨が降り続いて畑の草も野菜も一気に大きくなった。


上の写真は自這きゅうり。その名の通り、支柱を立てなくても地面を這っていってくれる。寒くなってくる頃まで収穫できるそうで、時期をずらしてまた種を蒔く予定。


このトウモロコシは、「種蒔く旅人」さんからいただいた種から育った。宮崎県椎葉村の椎葉クニ子さんが育てられたトウモロコシらしい。無農薬、無肥料で立派に育っている。

椎葉クニ子さんのお名前はそのときに初めて聞き、その後、たまたま本屋でこんな本を見つけた。


クニ子おばばと山の暮らし

宮崎で育ったトウモロコシの種がはるばる香川まで届いたのは不思議な感じがする。先日の台風で、近所ではトウモロコシが倒れているのをよく見かけたけれど、椎葉さんのトウモロコシはびくともしなかった。


バジルも急に大きくなってきた。先の方を摘んで食べると、次々に新しい芽が出てきて長く楽しめる。


フェンネルの花が満開。フェンネルの種(フェンネルシード)は、香辛料として食べることもでき、デトックス効果や殺菌効果などがあると言われている。


つる苗を植え付けたサツマイモが少しずつ大きくなってきた。


ゴボウの花。種採りをしていない畑では花が咲くまでに抜いてしまうことが多いけれど、うちの畑ではいろんな野菜の花が咲き、親しんだ野菜の花を始めた見るときは特に感動する。


ゴボウの花が咲き終わり、種がぎっしりと詰まっている。


仏生山(香川県)の「へちま文庫」でいただいてきた種から育ったへちま。葉っぱが大きくて実物はもっと迫力がある。若い実は食べられるらしい。


オクラは水が好きなようで、ずっと小さいままだったのに、雨が続くと急に大きくなってきた。


クチナシの花。見ると匂いをかがずにはいられない。


ゴボウとニンジンは相性がいいらしく、並べて種を蒔いた。仲良く元気に育っている。

相性のいい野菜(「コンパニオンプランツ」という)を一緒に育てるというのは、去年まであまり考えていなかったけれど、今年からこの本を見ながら少しずつ実践中。


これならできる!自然菜園―耕さず草を生やして共育ち(竹内 孝功 著)



去年育ったエゴマの種がこぼれてあちこちで自然に発芽している。見た目は青じそに似ているけれど、葉っぱが青じそよりもだいぶ大きい。エゴマ油をとるほど量はないので、葉っぱや実を醤油に漬けたりして食べる。独特の風味は好みが分かれそうだけど、夏に食べると力がつきそうな感じがする。


赤紫蘇と共存するカボチャ。


ニンジンの花が春頃から次々に咲き、育つサイクルが少しずつずれているので、常にどこかで咲いてくれている。


咲き終えて種になったのを早速蒔いた。


ズッキーニも花を咲かせている。毎年、なかなか実がならないけれど、今年はどうだろう。


つるありいんげん。紫色のいんげんは初めて見た。火を通すと緑色になってびっくりした(赤紫蘇もそう)。


トマトも勢いがついてきた。


あと一週間くらいで実が赤くなる見込み。種から露地で育っているので実のはゆっくりだけど、その分、寒くなる頃まで実をならし続けてくれる。


レモンバームが花盛り。紫蘇にそっくりで、シソ科というのも頷ける。


アップルミントも最近ご機嫌の様子で、この日も大喜び。


アップルミントの花。


最初、苗で数本買ってきたコスモスがどんどん増えた。草刈りのときに全部大事にとっておくと、畑全体がコスモス畑になってしまいそうな勢いなので、一部にだけ残している。写真を撮ると、たまたまハチも入ってくれた。


by 硲 允(about me)
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