ギターを弾く爪を天然成分で補強できる「アドネイル ボタニカルハードナー(爪強化液)」のこと

最近、ほぼ毎日ギターを練習している。ギターの弾きすぎか、爪にヒビが入ってきていた。指で弾く人は爪を強化するマニキュアのようなものを塗っているのを見たことがある。体に化学物質を付けたくないので、それは無しだと思っていたけれど、相方がこんな製品を見つけてくれた。


「アドネイル ボタニカルハードナー(爪強化液)」という名前で、天然樹脂と植物成分が使用されている。
2枚爪や薄爪では欠けたりめくれたり・・・ネイルも楽しめません。柔軟性にすぐれた樹木由来の天然樹脂(セラック)が薄付きながらしっかり補強。デリケートな爪を物理的刺激から守ります。
とのこと。



店でサンプルがあったので付けてみると、いい香りがした。

成分は、エタノール、セラック、ベンゾインガム、ローズマリー油マンダリンオレンジ果皮油レモン果皮油ローズウッド木油パルマローザ油、ノバラ油、ヒマシ油、モツヤクジュ油(太字の成分はオーガニックの原料を使用)。

原料についてネットで調べてみると、ベンゾインガムというのは、アンソクコウノキという植物の分泌液から抽出して得られるらしい。セラックというのは、ウィキペディアによるとシュラックともいい、「ラックカイガラムシ(Laccifer lacca)、およびその近縁の数種のカイガラムシの分泌する虫体被覆物を精製して得られる樹脂状の物質」とのこと。箱の説明には「樹木由来」と書かれていて、確かに虫が樹木の枝につけた樹脂状の物質から得られるようですが、どちらかというと「虫由来」といったほうが正確な気がする・・・。

ちなみに、たいていの人は知らないうちのラックカイガラムシを口にしているのではないかと思う。ピンク色のお菓子によく使われている「コチニール色素」というのは、乾燥させたラックカイガラムシやエンジムシ(コチニールカイガラムシ)から抽出されている。春に出回る桜色のお菓子のラベルを見るとたいていこれが使われている。

「アドネイル ボタニカルハードナー」は、茶色っぽい液体だけど、塗ると無色透明。


畑仕事で土の入った爪にマニキュアを塗るのもちょっとヘンな感じがするけれど、土を落とすのも面倒なのでそのまま。今の爪のヒビは増えてきていません。


アンドネイル ボタニカルハードナ― 10mL

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