相方作の手作りカレンダーを紹介。農事暦や日の出の時刻など自分たちの暮らしに必要な情報を


4月の新年度が始まり、2017年も4分の1を過ぎた。2017年の元旦から使っている、相方による手づくりカレンダーをご紹介。


市販のカレンダーだと、自分の必要としている情報が載っていて、逆に不必要な情報が載っていない自分にぴったりのカレンダーを探すのが難しい。六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)が載っているカレンダーも多いが、これは根拠のない迷信だといわれている。月の満ち欠けや二十四節気、七十二候、農事暦などの情報はほしい。

というわけで、相方は自分たちに必要な情報だけを盛り込んだカレンダーをつくってくれた。

材料は、方眼のノート1冊なので、手間と時間を惜しまなければ100円くらいでできる。


ノートを縦に使い、見開き1ページでひと月。


赤い線が入っているのは「土用」の期間で、この時期は畑の土を掘らないほうがいいとされている。土用入り(4月17日)のところにミミズが!


19日や22日の左下に小さく見えるのは米粒で、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。一粒の米が育って何倍にもなる、ということで、増やしていきたいようなことをこの日に始めるといいといれる。普段、あまり気にしないけれど、何か予定を入れるときに「どの日でもいいけどどうしよう・・・」というようなときなどに参考になる。


カレンダーの下の欄には、その月の二十四節気と七十二候が書かれている。4月は「玄鳥至る」(つばめが来る)、「霜やんで苗出ずる」(霜がやんで苗がよく育つ)など。農作業の参考になり、先々の計画を立てるときにも季節感を想像しやすくなって役立つ。ちなみに、4月10日が「玄鳥至る」(つばめが来る)となっているが、今年はその1週間くらい前に、近所のスーパーのいつも巣をつくっている辺りで見られた。うちの庭の上空も横切って行った。

その月に種まきするといい野菜の種類など、農作業に役立つ情報も書かれていて、カレンダーはしょっちゅう見るので蒔き忘れ防止になる。

農事暦は「暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二ヵ月」という本が参考になる。




月の満ち欠けの情報も。満月と新月の時刻も書いてある。「新月の願い事」をするときに(ぼくは最近はしていないけれど・・・)時刻をいちいち調べなくて済む。


朝、なるべく日の出とともに起きたいと思っていて、「最近は日の出何時頃やろ?」とぼくがしょっちゅうきくので、ところどころに日の出・日の入りの時刻を書いてくれている。

カレンダーを手書きでつくるのは大変そうだけど、年末に次の年のカレンダーをじっくりつくることで、その1年の流れを見渡すことができて計画を立てやすくなる、といういいところもあるらしい。


ぼくも年末になるといつも、次の年の手帳を自分でつくろうかなぁと検討してみるけれど、結局間に合わなくなって買うことになる。2016年からはLUNAWORKSの旧暦手帳を気に入って使っている。

LUNAWORKS 和暦日々是好日 2017 旧暦手帳 B6 (カバーなし)


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by 硲 允(about me)
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