「古古米」をお茶の出がらしで食べる。「なにが贅沢かわからんで」

ある人から、倉庫で発見された2年前のお米をいただいた。よかったら畑の肥料に、ということで、ぼくもそのつもりでいただいたが、見てみるときれいな玄米だった。

精米して白米にしたら美味しく食べられるのではないかと思い、精米機にかけてみた。精米した状態で保存すると、すぐに周りのにおいを吸ってしまうけれど(リンゴを皮を剥いた状態で置いておくようなものだというたとえを読んだことがある)、玄米のままだと中のほうは守られているのではないかと思った。

白米にして炊いてみると、香ばしく炊きあがり、全然問題なさそうだった。



食べてみると、新米にはないにおいがわずかにしたけれど、美味しく食べられた。相方が昔実家で食べていたお米のにおいと同じらしく、どうやら倉や倉庫で保存するとこういうにおいが付くらしい。

最近、緑茶を2煎目まで飲み、その後は醤油をかけて鉄のフライパンで佃煮にしてご飯のおかずにすることを覚えた。おかずは野菜のスープと、お茶の出がらしの佃煮があれば満足。お茶が2回分たまっていて、出がらしの佃煮がもりもりあるときは、「ごちそう」だという気がする。

お米をくれた方は、2年前のお米を「古古米」と呼んでいた。

「古古米」をお茶の出がらしで食べているというのは、考えてみると面白かった。

相方と笑いながら、「でも、なにが贅沢かわからんで」という話になった。

出がらしと言っても、無農薬の緑茶だからこそ茶葉まで安心して食べられる。茶葉にはいろんな栄養素が豊富らしい。農薬の残った「高級茶」を淹れて農薬混じりのお茶を飲み、栄養のある茶葉を捨てるのとどっちが「贅沢」と感じるかは人それぞれ。

お米をいただいた方には、「古古米を食べさせてしまったなんて・・」と思われるかもしれないので、食べていることはまだ言っていない・・・。


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by 硲 允(about me)
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