2017/02/16

情報の渦に呑まれず「自分のことに集中する」ことについて



「自分のことに集中する」のを妨げるものが世の中には溢れている。

自分の人生の主役は自分のはずだけど、気をつけないと、いつの間にか他人の人生の観客になっているうちに人生が終わってしまう。

新聞、テレビ、本、ネット・・・あらゆる場所に情報が溢れている。情報を得ると、何か意義のあることをした気になるけれど、それを活用していかないとあまり意味がない。何気なく得た情報が後々役に立つこともあるけれど、日々、何時間も使って何気なく情報を得続けるのは効率がわるい。学生の頃の一時期、新聞を隅々まで読んでいたけれど、ほとんど何の役にも立てられなかった。

必要に迫られれば、必要な情報をピンポイントで探すことができる。必要な情報を明確にするためには、まずは自分が何をしたいか、何を生み出したいかをはっきりさせる必要がある。それがないから、新聞を何となく隅々まで読むなんてことをやり始める(隅々まで目を通して必要な情報を探す、というのではなく)。自分が実際に生み出したいものがはっきりすれば、誰かが何らかの意図で選別して何らかの結果をもたらそうとして流している情報を無防備に浴び続けることに対し、警戒心が働くようになる。

世界のニュースだけでも詳しく追っていると一日が過ぎてしまうけれど、最近ではSNSによって、知人や友人の日常の情報が加わった。電車に乗ると、大半の人がスマホの画面をのぞき込んでいる。暇さえあればSNSをチェックする人も多いようで、ショッピングモールのエスカレーターで、若い女性がSNSで友人がアップした顔写真を拡大し、どうでもよさそうに次の画面に進んだのが目に入ってなんだか悲しくなった。自分の日常の情報が誰かの暇つぶしで消費されていく。

「暇つぶし」には事欠かない世の中だけど、「つぶす」ほどの「暇」があったら、それをもっと自分や誰かの人生を有意義なものにするために使っていけたらいいなと思う。

そのためにはまず、「自分のことに集中する」ことが必要だと思う。

自分は一体、本当は何をしたいのか。そんなことを考えるには、現代人の日常は情報や予定や約束事や課題(ノルマ)でいっぱいになりすぎている。自分を見つめるには、ときには他人の情報を遠ざける時間も必要。

自分の幸せにも、他人の幸せにもつながらず、互いに暇つぶしするような時間の使い方はもったいない。

互いの人生を高め合うような人間関係を生み出すにはどうすればいいのか。いきなりは難しい。自分の人生に責任を持てない状態だと、他人の人生を尊重できない。「自分のこと」に自分で責任を持ってできない状態だと、他人の時間やエネルギーを平気で奪っていく。それでいて、他人との「つながり」の重要性を強調する。

まずは「自分のこと」を小さな一歩から始めないかぎり、自分を主人公とする自分の人生はどこにも進んでいかない。時々は「観客」になるのも楽しいし学ぶことも多いけれど、自分で選んだ道を自分で進んでいく喜びにはかなわないはず。

ちなみにぼくは一時、やりたいことがわからなくなってふらふらしていたけれど、ここ数年でようやく「自分のこと」に集中できるようになってきた気がする。


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