庭にハーブの畑をつくる。矢野智徳さんの「大地の再生講座」で教わったことを思い出しながら・・・


庭の畑を新たに整えることにした。


最初は上の写真のような状態だった。自然に種が飛んで育った赤紫蘇は元気に育っていたが、去年の春に苗で植えたトマトやナスやピーマンはあまり快適ではなさそうだった。

ここは真横にビニールハウスがあって朝日が当たりにくい。野菜ではなく、ハーブを中心に育ててみることにした。

直線よりも曲線を描いた畝(うね)が好き。相方の提案で、パーマカルチャーの手法として知られる「キーホール」型にしてみた。


この形にすると手入れが簡単で、風で運ばれてきた養分が集積しやすいといわれている(パーマカルチャーセンタージャパンのウェブサイトによる)。


スコップで掘り始める前に、だいたいこんな形にしよう、というイメージを描くが、掘り進みながら感覚的にしっくりくる形にしていくと、最後には予想外の形ができあがるのも面白い。

別の角度から見るとこんな様子。


「地球の庭師」と呼ばれる矢野智徳さんのワークショップ「大地の再生講座」で教わってきたことを思い出しながら、川が流れるようなイメージで溝を掘っていった。


お隣のビニールハウスとの境目にはもともと溝があったが、浅くなっているところもあったので、草を刈って掘りなおした。


畝の周りから2本の支流に分かれ、ビニールハウス沿いの直線へと流れ込むところ。支流に挟まれたちょっとした山ができたので、何かの木を植える予定。


新しくつくった畝に、相方が種から育てたカレンデュラの苗を植えてくれた。


このエリアでもともと育っていたレモンバームを移植。


最初に刈って脇に積んでおいた草などを最後に畝全体にかぶせて、この日の作業は終了。一日でここの風景が一気に変わった。土も、心なしか喜んでいるように思えた。


小松菜やネギや麦が育っている畝の周りの溝も少し深くし、その周りに溝を付けてビニールハウス沿いの水脈に流れるようにした。

溝を掘っていると、場所によって土の色や固さやにおい、植物の根っこの様子が違う。それらを観察し、自分の感覚を頼りに手を入れていくのは面白い。


【関連記事】