愛媛) 道後温泉本館横の「玉の石」と、「伊予の湯桁風足湯」。道後の早朝散歩

道後温泉本館

毎朝、日の出の頃に起きて庭と畑に出るのを習慣にしている。旅行中は庭や畑を歩けないので、早起きして宿の付近を散歩することにした。スピッツのライブで松山に行った際、早朝に散歩していると、道後温泉本館の北側でたまたま「玉の石」というのを見つけた。


玉の石


看板の説明によると、
「玉の石は大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の逸話にありますように、道後温泉の霊妙不可思議な効力の象徴であります。道後温泉の御湯をかけながら、「病気平癒」等の願い事を唱え、二礼二拍手一礼の拝礼をされることにより、必ずや神様にその意が通じるものと存じます」(道後温泉本館)
とのこと。


せっかくなので、お湯をかけて拝んでおいた。

ゲストハウスに向かって散歩を続けていると、旅館が立ち並ぶエリアに「伊予の湯桁(ゆげた)風足湯」というのがあった。


伊予の湯桁風足湯

源氏物語にも登場するらしい。

これを設置している大和屋本店の説明書きによると、
「湯桁」については、諸説あり、湯を張った浴槽そのものという説、湯壺と浴槽の中間的なもので湯壺にいくつもの板を縦に渡して、その上で沐浴を楽しんだという説、個人用の囲いという説、などがある。
とのこと。

桁になった足湯は初めて見た。ひと目見たとき、広い足湯でも周りだけでなく何人も座れるのでなるほど、と思った。

宿泊客でなくても使用できるようだが、カフェのメニューを書いた看板があったので、暗黙の了解がありそうだ。

別の旅館にも、入口付近に足湯があり、宿泊客でなくてもご利用くださいとわざわざ書いてくれているところがあった。基本的に足湯はタダで利用できるもの、というのが道後の慣例なのかもしれないと思った。