出釈迦寺(香川県善通寺市)へ行き、7歳の弘法大使が身を投じたといわれる捨身ヶ嶽に登る

善通寺五岳の里 市民集いの丘公園」へ行った帰り、出釈迦寺という名前に惹かれて寄ってみた。




弘法大師が7歳のとき、このお寺の裏にある我拝師山に登り、こう唱えたという

私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる。

そして、断崖絶壁から身を投じたところ、紫色の雲が湧き、釈迦如来と天女が舞い降り、雲の中で弘法大師を抱きとめましたと言い伝えられている。



我拝師山の上のほうに、建造物が見え(奥の院禅定)、せっかく来たので登ってみることにした。


途中、「甘茶の木」を発見。花粉症にいいと聞いて、一時よく飲んでいた。アジサイの変種らしく、見た目はアジサイによく似ている。


御神木のひのきはすごい迫力だった。しばらく幹に手を当てていた。この道は車も通れるので、車で参拝に来た人は目に入らないかもしれない。



しばらく歩くと、湧き水(柳の水)があった。



コップを置いてくれてあるので、飲んでも大丈夫そうだ。


舌先にほんのりと甘みを感じるまろやかな水だった。

コンクリートの坂道は足に負担がかかる。こんなところまで車で行けるようにしなくても・・・と思っていたら、「徒歩参拝道」があった。


大きなクスノキ。

見晴らしがよくなってきた。



この木は古来から「稚児桜」と呼ばれ、花弁の小さな桜の花を咲かせるらしい。

奥の院禅定が近くに見えてきた。



山門を抜けると・・・


ここが奥の院禅定。


荘厳な音が響く鐘を2、3度撞いてみた。


ここからは眺めがよくて、登ってきた甲斐があった。



これでもう降りるはずだったが、「御行場入口」を発見。


くぐり抜けるのは少し恐ろしい感じがするが、気になる・・・。ここまでまた登ってくるだけでもけっこう大変なので、この際、行けるところまで行ってみることにした。(続く)