えご草(海藻)レシピ。にんにく醤油が合います。大飢饉の飢えをしのいだ料理


秋田へ旅行に行ってきたときに買ってきた「えご草」(「いご草」とも言うらしい)。ヒジキや天草(てんぐさ)といった海藻の仲間だそうです。

何年もどこかに入れっぱなしになっていて、その存在すら忘れてしまっていましたが、相方が家の片付けをしているときに発見して、料理してくれました。

乾燥したままの状態の写真を撮り忘れましたが、こんな感じです(↓)。


≪3パック≫日本海特選 自然食品 新潟 佐渡産 えご草(いご草) 【30g×3パック】



これをどうやって食べるかというと(買ったときにレシピが付いていました)、まずは、乾燥した状態のえご草をぬるま湯で2~3回洗います(お湯が白く濁らなくなるまで)。

次に、洗ったえご草と水(えご草50グラム当たり水1リットル)を鍋に入れ、火にかけます。

沸騰したら弱火にし、ヘラなどでかき混ぜながらさらに30~40分煮ます。かき混ぜたヘラの跡が残るくらい煮詰めたら、火を止め、バットなどに広げて常温で固める。

固まると、こうなりました。


最初は赤っぽかったのが、色が変化して、緑がかりました。手で持ち上げても崩れないくらい、しっかりと固まっています。

適当な大きさに切って、ショウガ醤油でいただきました。


磯の香りがして、ぼくは好みでしたが、人によって好みが分かれそうです。

先日つくった、ニンニクの醤油漬けも合いました。


ニンニクの味の染み出た醤油に付けて、ニンニクも一緒に食べると、ごはんのおかずにもいいです。

大量につくったので、今日は朝、昼、晩と、えご草。毎食でも飽きません。

ちなみに、鍋で煮た後、タッパーに移したときに鍋にえご草が残ってもったいないので、それを使って味噌汁にしました。えご草づくし。なかなかクセになる風味です。

ちなみに、九州では「おきうと」と呼ばれるそうです。

大飢饉の際、漁師が博多湾に群生している海藻を見つけこれを煮詰め固めて処食し、これで飢えをしのぎ、人々を救ったことから「求人(きうと)」すなわち「おきうと」と言い伝えられているとのことです。 (株式会社 猪貝ウェブサイトより)

これで飢えをしのぐのはちょっときついですが、お腹はかなり膨れます。



越後の海産物 えご草 50g えご



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