トマトは採れた瞬間が一番美味しい。人間と虫は好みが違う?



「朝採れ野菜」とかって言うように、野菜は採れたてが美味しいものですが、トマトは採った「瞬間」に食べるのが一番美味しいように思います。

苗を植えず、種も蒔かずに勝手に生えたミニトマトが巨大化しました。

水分補給に、田畑の仕事の合間に採ってぱくぱく食べていて、採ってすぐに畑で食べるミニトマトは格別です。暑い日だとミニトマトが太陽の熱でホットミニトマトになっていますが、それも案外美味しいです。



喉が乾いていたりお腹が減っていたりするときは、収穫しながら10個くらいすぐに食べてしまいます。



「採れたて」で思い出しましたが、染色家の森本喜久男さんの著書で、なぜかこの人しかこの色が出せない、というのことがあって、よく調べてみると、その人は森で採れたての植物を使ってすぐにその場で染めていた、という話が書かれていたのを思い出しました。

(多分この本だったと思います↓)

カンボジア絹絣の世界―アンコールの森によみがえる村 (NHKブックス)


植物は「採る」ことで、すぐに「死ぬ」わけではありませんが、「死」に向かって急速に変化し始めるのかもしれません。「死んだ」植物も他の生命の糧となるわけですが、人間は生命力の盛んな状態にある植物を美味しいと感じるようにできているのかもしれません。その反対に、虫は生命力の衰えた植物を好んで食べている光景に畑でよく出くわします。

枝を横へ横へと伸ばしてどんどん大きくなり、どんどん実を成らせるので、毎日ミニトマトを食べています。

生のままよりも火を通したほうが一度にたくさん食べやすいので、ナスやキュウリと一緒に野菜炒めにしたり、包丁で半分に切ったミニトマトをニンニクやタマネギと一緒に炒めてパスタソースにしたり。

昨日は、出掛けた帰りに畑に寄って、薄暗い中で収穫。

今朝も出掛ける途中で畑に寄って、おやつ用に持って出かけました。



去年までトマトはほとんど成りませんでしたが、今年の夏はトマト三昧です。


【関連記事】