悪口を言ってるけれど、実はファンなのかもしれない

by hatred in love by techmach


世の中、いろんな人がいるもので、有名人の発言を細かく調べまくってネット上で悪口を書いている人を時々見かけます。

それも、ネットで簡単に調べて出てくる情報だけでなく、ラジオや雑誌で調べたような情報まであり、「そんなに調べるって、実はファン??」と思ってしまうくらい。その根気と熱意をもっと生産的なことに向けたらいいのに・・・と思ってしまいます。

人間、他人のことが気になるものです。

他人といっても、山のように存在するわけですが、その中からその相手を選んでそんなに調べあげているということは、何か特別その人のことが気になるのでしょう。

実際、気にいらないのかもしれませんが、自分も実はそんなふうになりたい、という憧れのような気持ちがどこかにあるのかもしれません。

憧れてはいるけれど、自分はどうしてもそんなふうにはなれない、と諦めて絶望してしまうと、悪意に変わることもあるのかもしれません(ぼくはそういうのを経験したことがないので勝手な想像ですが)。

自分に自信が持てないときは、この人はすごい、と思う他人のことを考えていると、よけいに自信がなくなってくることがあります。

他人は他人、自分は自分。他人を貶めたところで、自分の実力が上がるわけでも、自分に自信がつくわけでもなく、むしろ自分を貶める行為となってしまいます。

気に障る他人のことはそっとしておいて、自分がすべきだと思うことを苦しくてもしていくことでしか、本当の満足感は得られないし、自分に自信を持つこともできないのではないかと思います。

誰かが活躍しているから自分が活躍できない、と考える人もいるようですが、全く同じ人間が2人いるならともかく、人それぞれ、違った個性を持っているので、全員がそれぞれの持ち味を生かして、それぞれの持ち場で活躍できる可能性があるはずだと思います。

それを妨げるものがあるから、自分の能力を発揮しきれない人がいたり、自分のやりたいことができずにくすぶっている人がいるわけですが、そういう妨げをみんなで取っ払っていきたいものです。


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