ぼくの住む香川県綾川町で、移住支援(家賃補助制度)が始まっています。

綾川町の「うどん会館」の見える風景

香川への移住を検討されている方には朗報です。

久しぶりに自分の住む町(香川県綾川町)のウェブサイトを開いて知りましたが、綾川町で「IJU(移住)ターン促進住宅支援事業補助金」という制度が先月末にスタートしていました。もうちょっと早く始めてくれていたらよかったのにー、という感じですが、仕方ありません。

人口減少を抑制し、移住や定住の促進による地域活性化を図るのが目的らしい。賃貸住宅の家賃の一部を助成する制度です。

どれくらい補助してくれるかというと…

住宅家賃補助金:
(家賃-住宅手当等)×1/2の額で、上限20,000円/月 (2年間交付)

住宅初期費用補助金:
(礼金+手数料+保証料-事業主が従業員に対して支給する手当)×1/2の額で、上限60,000円(一回限り)

とのこと。

仮に家賃4万円の家を借りたとしたら、月に2万円補助してくれることになります。ネットでちょっと検索してみたところ、綾川町のアパートの家賃は4万円後半、一軒家になると6万円台になるようです。最大2万円補助してくれるのは大きいですね。

がんばって探せば、月1〜3万円くらいで貸してもらえる古民家もありますが、自分である程度リフォームしたり、庭の草刈りをしたり、(山の方であれば)田舎のご近所付き合いをしたり、そういうのが苦にならない人でないと難しいので、きれいなアパートや一軒家でもちょっと安く住めるのはいいですね。

対象は、次の要件をすべて満たす方、とのことです。
  • 平成28年3月1日以降に綾川町へ転入し、綾川町に住民票の登録があること。
  • 転入の時点で満40歳以下であること。
  • 複数の世帯の世帯員であること。
  • 綾川町に引き続き5年以上居住する意思がある者であること。
  • 公務員でないこと。
  • 町内に定住する意思があること。
  • 生活保護法(昭和25年法律第144号)に規定する生活保護受給世帯、その他の公的家賃補助を受けていないこと。
  • 日本国籍を有していないときは、出入国管理及び難民認定法(昭和26年政令第319号)その他の法令の規定に基づき、日本国の永住権を有していること。
  • 補助対象者が属する世帯の構成員(当該補助対象者及びその者と生計を一にする親族をいう。以下「世帯構成員」という。)に暴力団、暴力団関係企業、総会屋若しくはこれらに準ずる者又はその構成員がいないこと。
  • 世帯構成員が県税並びに市(町)税、保育料、上下水道料及びその他町に納付すべき金銭を滞納していないこと。
  • 世帯構成員が、過去にこの要綱による補助金の交付を受けていないこと。
  • 補助対象者本人が契約者となり、移住に際し新たに借地借家法(平成3年法律第90号)第38条に規定する定期建物賃貸借(以下、「賃貸借契約」という。)により、住宅を賃賃するものであること。


ちなみに、綾川町は、香川のど真ん中にある田園風景の町です。ちょっとした街(イオンもあります)もあれば、田んぼの広がる平野もあれば、小高い山もあります。学問の神様として菅原道真が祀られている「滝宮天満宮」や、「うどん会館」(綾川は讃岐うどんの発祥の地と言われています)、「古民家カフェ 山清」、多国籍料理のおしゃれなカフェ「LIFE」、「360°」という美味しいパン屋さん、炭火焙煎のコーヒー豆を販売している「ぱんだコーヒー焙煎所」などもあります。

高松まで、車や電車で簡単に出られるし、香川の中心にあるので、香川のどこへ出掛けるのも出やすいという利点もあります。ことでん綾川駅から高松空港までシャトルバスが出ていて、飛行機で遠くへも簡単に行けます。

「便利な田舎暮らし」をしたい方には、おすすめの町です。山にこもれば本格的な田舎暮らしもできます。


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