子どもの頃にケンカの仕方を覚えておかないとこんな大人になるかも? 自民党の山田俊男参院議員の暴力事件

威嚇しないで仔猫自ら大猫に挨拶をした
威嚇しないで仔猫自ら大猫に挨拶をした by (C)白石准

たいていの保育園では、子どもたちがケンカ(口論)を始めたら、保育士さんが仲裁に入るのではないかと思いますが、友人が働いていた保育園はちょっと特殊で、子ども同士がケンカになっても、暴力まで発展しないように大人たちがそっと見守りながら、子どもたちが言いたいことを伝え合って自分たちで解決させたという話を聞きました。

自分はこういうつもりだった、とか、こういうことをされて嫌だったとか、互いに気持ちを伝えあった結果、どちらか一人が「ごめんね」と謝り、もう一人も謝り、その後はいつものように一緒に遊んでいたとのこと。

子どもの頃にそういう経験ができるのはいいなぁと思いました。

ぼくは幼稚園の頃にケンカをした記憶がありません。小・中学校の頃は何度か・・・しかもいきなり殴り合い。ささいなことが原因で、その後はどっちも謝ることなく、何となく忘れていました。ケンカのやり方も仲直りの仕方も学んでこなかったら、残念ながらこうなります。

ぼくは大人になってから、相方と何度もケンカ(口論)するなかで、気持ちの伝え方や仲直りの仕方を学んできたところが大きいかもしれません。

保育園の子どもたちのケンカについて、友人の話を聞きながら、そのちょっと前に見たニュースを思い出しました。自民党の山田俊男参院議員が、農協関係者に対して暴力を振るったという事件です。農業政策をめぐって口論になり、相手の腹部を拳で殴ったらしい。子どもの頃から自分の気持ちを口でちゃんと伝えることを学び、腹が立っても暴力に頼ったら相手を傷つけてしまうことを学んでおかないと、何でも暴力で解決しようとする大人になってしまうかもしれません・・。

山田俊男参院議員は「相手は親しい元同僚であり、暴力という認識はなかった」と釈明しているらしく、お腹をこぶしでなぐっておいて「暴力」だと思わないとは、むちゃくちゃな話です。こんな大人が日本国民の代表でいいでしょうか? 自民党の執行部は、さらに事実関係を確認したうえで処分を検討しているとのことでしたが、その後、何も報じられていません。早く処分すべきでしょう。というか、傷害罪などで逮捕されないのでしょうか? 被害者のJA関係者は全治1週間の打撲傷を負ったそうで、法的手段に訴えることも検討しているとのことです。


<参考サイト>

山田俊男・参院議員、JA関係者に暴力 自民が事情聴取
http://goo.gl/1jjt9i

自民党参院議員が白昼堂々の“暴力沙汰” JA関係者を殴る | 日刊ゲンダイDIGITAL
http://goo.gl/bqK9la

自民・山田俊男氏、農協関係者に暴力 党幹部が公表:朝日新聞デジタル
http://goo.gl/SBU9el