フリーランスのいいところ。



フリーランスで仕事をしてきて、ここはいいなぁと思うことの一つに、誰と仕事をするかを自分で選びやすい、というのがあります。

同じような内容の仕事でも、一緒に仕事をする相手によってやりがいや苦労がかなり違ってくるものです。「この人と一緒にすると腹が立つことが多いし、無駄な作業が増えて大変だ」ということがわかれば、次から一緒に仕事をしないという自由があります。

先日、役所の集まりに出掛けたとき、役場の仕事では、たまたまどんな上司と一緒になるかで仕事のしやすさや喜びがぶいぶん違ってくるなぁと思うことがありました。ある部署では、ワンマンな上司で、部下は上司の顔色をうかがいながら仕事をしている感じでしたが、別の部署では、やる気に満ちた上司を部下が尊敬しながら働いているように見えました。たまたま後者のような環境に恵まれたらラッキーですが、前者のような場合、そんな環境を若手が自分の努力で変えていくのはなかなか難しいことです。前者の部署では、上司に反旗を翻した部下が他の部署に飛ばされたらしい、という話も聞きました。まさに独裁です。

ぼくは誰とでも対等な関係で仕事がしたいと思っていますが、フリーランスの人でも、仕事を依頼する側の方が立場が上だと思っている人もいるようです。仕事を依頼する側には、フリーランスの人に対して、「仕事がないと困るだろ?」と思っている人もいるようです。何年か前に、ある仕事の相談を受けたとき、ちょっとフィーは安めだけど、定期的に発生する仕事だからわるくないでしょう、というようなことを言われてびっくりしました。定期的に発生する仕事の場合、スケジュールを組みやすかったり、先々の仕事の量をあまり心配しなくて済む、ということもたしかにありますが、定期的にその仕事に割く時間を確保しておく必要があるし、長期的に他の仕事に掛かりっきりになりにくい、という面もあるのですが、その人のなかには、「フリーランスの人は仕事の確保に困っている」という前提があったようです。

フリーランスだからといって、自分の本当に好きな仕事ばかりを好きなペースでできるかというと、もちろん、そんなときばかりでもありません。特に、フリーランスになったばかりの頃は、実際、仕事の確保で苦労しますし、生計を立てていくためにはある程度、気の進まない仕事も混ぜていかざるをえないということもあります。ただ、自分の努力と取り組み次第で、仕事の相手や内容をどんどん変えていきやすいし、その辺は、雇われている立場よりも自由が効くのではないかと感じています。

会社をやめてフリーランスになったばかりの頃は、「何て自由なんだ」と思ったものです。当時は、フリーランスとしてやっていけるか、かなり不安がありましたが、どうにかなってきました。どんな働き方を望むかは人それぞれですが、会社や組織から抜け出したい、と思っている方は、思い切って飛び出してしまえば、努力次第で何とかなるものではないかと思います(それなりに苦労もあるかもしれませんが…)。