20代が体力のピーク? ぼくは30代でようやく体力がついてきました。



人間の体力というのは20代がピークで30代からだんだん低下してくるなんていう話しを見聞きしたことがあります。一理あるかもしれませんが、そんなのはウソっぱちだなぁと香川で田舎暮らしを始めてから思います。

20代のときに東京で暮らしていた頃は、疲れやすく、例えば休日に旅行で出掛けるとき、朝早く起きるのもつらく、宿に到着するとすぐにベッドでバタンキュー…。自分でも情けない体力でした。街に買い物に出掛けても、腰がわるくて重いものを持つのがつらかったので相方に持ってもらい、家に帰った頃には頬がこけてゾンビ状態。

それが、香川に移住して、農作業や森の手入れをしてよく身体を動かすようになり、だいぶ鍛えられました。最初の頃は田畑に言ってもすぐに疲れて帰ってきたし、チェンソーを持つだけでも重たくてやっとでしたが、今では一日中身体を動かせるようになり、ぐったりではなく心地よい疲れを感じるようになりました。

旅行先でもたいして疲れず、早朝に起きて散歩できるようになりました(昔は相方だけ起きて一人で散歩に出掛けていたものですが)。無理をしすぎて年に1、2回熱を出すことはありますが、風邪もほとんどひかなくなりました。ちょっと体調がヘンだな、と思ったら、食事に気をつけてよく寝れば、すぐに回復します。

30代になって20代の頃より体力がついてきたのは、香川に来て自然の中で身体を動かすようになったことに加えて、数年前から食べ物に気をつけ始めた(基本的に玄米菜食。農薬、化学肥料、食品添加物、放射能はなるべく避ける)ことも大きいでしょう。

子どもの頃から今のような暮らしをしていれば、20代のときにあんなに体力がないはずがないですが、今までの食生活やライフスタイルに問題があったなら、それを改めればいくつになっても体力が高まる可能性があるのではないかと思います。