素手でタマネギの箱詰めをすると農薬で手がボロボロになるらしい。



東京で暮らしていた頃によく通っていた自然食品店「ナチュラル・ハーモニー」の代表、河名秀郎さんの著書『野菜の裏側 ―本当に安全でおいしい野菜の選び方』に、こんなことが書かれていました。


タマネギを集荷して箱詰めをする人は、必ず手袋をして作業するそうです。素手で行うと、手が荒れてボロボロになってしまうからです。皮についている農薬のためです。

農薬を使うときに手袋をするのはわかりますが、収穫した段階で、皮にそれだけの農薬がついているとはびっくりしました。

玉ねぎの皮といえば、植物染めの染料として使えます。一時期、むいた皮をビニール袋にためておき、お湯で煮出して布を染めたことがあります。

ちなみに、植物染め(草木染め)の入門にはこの本がわかりやすく、玉ねぎの皮を使った染め方も載っています。



よしおか工房に学ぶ はじめての植物染め(吉岡 幸雄)


その頃は既に農薬を避ける生活をしていたので、染色につかったタマネギも無農薬のものでしたが、慣行栽培のタマネギの皮にそれだけ農薬が残っているなら、染め物に使うのですら恐ろしいなぁと思いました。