やること盛り沢山の田舎暮らし。身体と心のバランスが大事。

先日、寝る前にフキ味噌をつくろうと、炒めたフキノトウと味噌を「混ぜ混ぜ」し、その直後、とろ船に入った漆喰が固まってしまわないように鍬で「混ぜ混ぜ」していると、

「いろんなことしてるね。なんか面白いよ」

と、相方が面白そうにしていました。



田舎の暮らしというのは、「暮らしのために必要なやること」がいろいろあります。

田畑で野菜や米を育てたり、家の壁に漆喰を塗ったり、机や椅子や棚をつくったり、料理したり、庭の草を刈ったり植木の剪定をしたり、コンポストトイレの中身を交換したり…。

いろいろ重なると、目がまわりそうになることもありますが、「いろいろする」のが、身体と心のバランスをとるのにいいようにも感じています。

デスクワークをずっと続けていて疲れたら、体を思いっきり動かす作業をする。パソコンの見すぎで目が疲れたら、広々とした景色を見に畑にでかける。力仕事が続いて身体が重たい日は、一日中家でデスクワークをしてみる。そんな感じで、日々、何をするかは、自分の身体や心と相談しながらです。

いろんな予定が重なったり急ぎのことがあると、そうも言っていられないときもありますが、身体や心に偏った負担がかかりすぎると、腰がわるくなったり、神経痛がしたり、いろんな「サイン」が早めにでるほうなので、ちょっとの間労ればすぐに回復します。

たまには「ムリする」のも必要かもしれませんが、平時は自分が心地よくいられる程度で、マイペースでものごとを進めていくのが長続きし、長い目で見ると生産性もいいのではないかと思っています。

そういえば昨夜、ワカメの卵炒めを混ぜていると、「漆喰を混ぜるような混ぜ方しないで!」と相方に注意されました。料理への気持ちがおろそかになっていたのでしょう。これも「サイン」の一つです。