2016/03/15

「自分と他人を比べること」と「創造」について



「自分と他人を比べるのはよくないことだ」と思っている人は多いかもしれません。だけど、そう思っていても、比べてしまうものです。

たしかに、自分と誰かを比べて、優越感を感じたり劣等感を持ったりするのはいいことだと思えませんが、「比べる」こと自体が「悪」ではないと思います。

最近は、「創造」「創造」と、何でも「創造」に結びつけて考えていますが、ここでも大事なのは、結局、どう自分の「創造」につなげていくか、ということだと思います。

他人と自分を比べることで、自分が何を創造したいかがわかってくることがあるものです。

他人を見て、羨ましく思ったり、ライバル心をかき立てられたり、落ち込んだりしたなら、きっとそこに、自分が創造したいものの何らかの要素が潜んでいるはずです。

要は、そういう気持ちに支配されて終わるのではなく、そこから自分の創造に役立てられるものをどう読み取るかでしょう。例えば、自分も実はもっと表現活動をしたのだとか、自分のセンスを生かしたいとか、手足を使った創造活動がしたいとか。同じものを見ても、聞いても、何を感じるかは千差万別…そこで感じたことを、自分の創造にどう生かしていくか。

世の中には、他人のことを羨ましがったり嫉妬したりばかりしている人もいるものですが、「自分の創造」を中心に据えると、あらゆる他者の存在から学ぶものがあり、それを自分の創造に生かしていけるものだと思います。ただし、気持ちのコントロールが必要です。

自分の感情というのは、自分が何を創造したがっているかを知るのに役立ちますが、ネガティブな感情に浸っていては、創造のエネルギーが減退してしまいます。ネガティブな気持ちになっているのを感じたら、そこから学ぶべきものを学び、なるべく早くポジティブな気持ちに切り替えて、自分のエネルギーを「創造」のほうへと持っていく。余程生活が困難な状況に陥っている人にとっては、そういう切り替えはかなり困難なことだと思いますが、平穏な暮らしの中にいれば、そういうのは習慣の問題で、どうにでも変えていけるものでしょう。

考え方や感じ方の習慣を変えるには、新しい習慣を覚えるまでは、ある程度システマティックな方法も役立ちます。

「あ、また他人と自分を比較してるな」と思ったら、ちょっと立ち止まって考えてみる。


  • その人のどういうところが気になるのだろう?
  • 比較したときにどういう気持ちを感じているのだろう?
  • ところで、自分は自分のどういうところに不満を感じているのだろう?
  • 自分のどこをどう変えていきたいと思っているのだろう?
  • そのためにはどうするのがいいだろう? その人から学べることは何だろう?
  • 自分が望むものを実現するために、今日からでも具体的に始められることは何だろう?
  • それを継続していくためにはどんな仕組みが有効だろう?

そうやっていけば、他人と比較してもネガティブな感情を抱きにくくなり、自分と他人を比較することは「よくないこと」どころか、自分が望むものを生み出してくために有益なことになっていくかもしれません。


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