ブログは自分が主人公のリアルな小説

【本】「今」
随筆集「今」
これも断片から生まれた作品

ブログの記事というのは、リアルタイムで生まれる人生の断片のようなものだと、あるときふと思いました。

ぼくがブログが好きなのは、その断片の出し方の自由度が高いところ。抽象的な思いを描いてもいいし、お気に入りの商品をこと細かに説明してもいい。どっちもその人の人生で生じた一つの断片。

日々、あるいは何日か置きにリアルタイムで更新されていくのも面白いところ。他人のブログを読んでいると、まだ結論の決まっていないリアルな小説を読んでいるようでもあります。

自分が書く場合も、自分を主人公とした壮大な小説を書き始めたような感覚があります。フィクションの小説を書くときも、ぼくは結末を決めずに書き始めますが、自分が主人公のブログという小説も、物語の続きが自分でもわからないのが面白いところです。