香梅堂の鈴焼、新宮(和歌山)のお土産におすすめです。クセになる食感と風味


新宮(和歌山県)のなつかしの味、「鈴焼」。新宮市で生まれ、和歌山市で育ったぼくは、子どもの頃からよく「鈴焼」をおやつに食べていました。



鈴の形をした、カステラのようなふわふわとしたお菓子です。一般的なカステラよりかは噛みごたえがあり、この食感が何ともいえません。今は歯がわるくて砂糖を控えているので食べられませんが、その食感と風味は鮮明に記憶されていて、口の中に入れてから噛んで飲み込むまでの感じが頭の中ではっきりとよみがえってきます。

材料は、小麦粉、和三盆糖、白砂糖、卵、バター、ミルク、膨張剤、天然香料。

これをつくっているのは、明治元年から続く老舗の「香梅堂」。お店には行ったことがないのですが、行列ができていることもあるそうです。

鈴焼の箱に入っていた説明書で、熊野観光協会長さんがこう書いています(一部抜粋)。

先代からの温良高潔の風は現当主に及び名を求めず利をあせらず、ただ黙々として風味に心を砕き、材料も新鮮な鶏卵を多数用い焼かずにこれを燻すと立派なカステラとなる。

この文言がぴったりくるような素朴な味です。焼かずに燻す?? そういう製法なのでしょうか、知らなかったです。

「類似品にご注意ください」と、いろんなところに書かれています。鈴型のカステラの専売特許をとっているわけではないので、そっくりの製品があるようですね。ネットで調べてみると、形はそっくりですが、添加物がいろいろ入った製品が見つかりました。ぼくは「香梅堂」の鈴焼しか食べたことがありません。

twitterでの評判もいいようです。






猫にも人気!?



通販サイトはありませんが、電話注文で地方にも届けてくれるようです。

【お店の情報】
香梅堂 ウェブサイト
Tel:0735-22-3132 
Fax:0735-21-6233
フリーダイヤル 0120-21-2825
〒647-0004 新宮市大橋通3-3-4