「薪風呂をつくろう!Project」、工事が始まりました。

フォレスターズかがわの「薪風呂をつくろう!Project」、進んでいます。

まずは、もともとあった古い物置を解体してどけるところから。みんなですると驚くほどあっという間でした。


物置にくっついて苦しそうに育っていた木。伐採させてもらい、根っこを取り除きました。しっかりと根をはっていて、そう簡単にはいきませんでした。



風呂小屋の場所を決めます。


上の写真は、直角を出しているところ。辺の長さが3m、4m、5mの三角形を作ると、直角三角形ができます。昔、学校で習ったような。この直角三角形に組んだ板は「サシゴ」と呼ばれるそうです。


建物の位置を決めて「水杭」を打っていきます。どうして「水杭」というのだろうと思って調べたところ、もともとは水の勢いを弱めるために川の岸に並べて打った杭のことをそう呼んだようです。


「水杭」に水平に打ち付けていく板は、「水貫(みずぬき)」と呼ばれます。そこに縦横に張る糸は「水糸(みずいと)」といい、面白いことに全部「水」が付いています。

完成した図はこちら。


工事を着手する前に、建物の正確な位置を出すこの一連の作業は、「遣り方(やりかた)」、もしくは「水盛り(みずもり)」「丁張り(ちょうばり)」と呼ばれるそうです。

専門用語がいろいろあって、作業中、ぼくには全然わからない言葉が飛び交っていました。

後日、「地業工事」と呼ばれる工事を行いました。


「再生クラッシャラン」と呼ばれるものを、1.5立米分、搬入。「再生クラッシャラン」とは、コンクリートを破砕して再利用したものらしい。敷きたてのアスファルトのような、油っぽいにおいがしました。小石を用いると、これよりもだいぶ値段が高くなるとのこと。


これを均していくのは結構大変な作業でした。とはいえ、今のように家まで大きな道路が通っていなかった時代には、現場から離れたところから一輪車でえっさほいさと少しずつ運んでいたそうです。

最後に、「ランマー」と呼ばれる機械で全体を3周ほど踏み固め完了。


次回はコンクリートを入れていきます。