星座が気になるこの頃。「天秤座の君へ」を読んで、自分の扱い方が少し分かってきました。

星占いには昔からあまり興味がなかったのですが、相方が勉強中でいろいろ話してくれるので、ぼくも気になりつつあります。

西の魔女の家」でも見掛けたこの本、自分の星座のが欲しくなって買いました。



星座ごとに、その星座の人が自分らしく生きることを後押ししてくれるメッセージが書かれていて、簡潔にまとまっているので読みやすいです。メッセージに合った写真も載っています。

その星座のもとに生まれた著名人の言葉も紹介されていて、この人も自分と同じ星座なのかぁと分かるのも面白いです。

本屋で自分の星座の本と他の星座の本を読み比べると、やっぱり自分の星座のメッセージがしっくりきました。

例えば、
8. 「何をつくるか」の前に、「誰に届けるか」を考える
というのがあり、なるほど〜と思い当たることがありました。

前に、小説を書き出すときに、学生時代に塾で教えていた男の子に届けることを想定してイメージを膨らませていったことがありました。その男の子は、何を言ってもなかなか笑ってくれなくてあまり気持ちを表に出さなかったのですが、その子の気持ちを動かすようなものを書けないだろうか、とふと思って書き出したら、調子よく書き始めることができたということがありました。途中から、その男の子のことは忘れ、小説の内容も最初に浮かんだものから全然違うものへ変わっていったのですが、最初の動機として、「誰に届けるか」を考えるとぼくの場合は上手くいくのかもしれないと思いました。

本にはこうも書かれています。

天秤座には、自分のなかから内発的に「こうしたい」「これがやりたい」というものは、あまりないだろう。「誰かのために」とか「こういう時代だから」、「こういう状況だから」といった外的条件が先にあって、はじめてやりたいことが生まれる。
うーん・・・自分の中から「これだ!」というのが生まれて突き進んでいくような人を見ていいなぁと思うことがあって、ぼくもそういうのが見つかったらいいなぁと思いますが、これによると、天秤座はそういうタイプではないのかもしれません。 そういうふうに言われてみると、他人のことをうらやましがらずに、自分は自分に合った方法でやっていこうと思えてきます。

「星占い」という言葉はよく聞きますが、「星読み」という言葉は最近初めて聞きました。「占う」というと、自分ではどうにもならない既に決まった運命を読み取る、というようなニュアンスがありますが、「星読み」と言うほうが、星や星座の位置を読み取って、あとは自分で判断し、自分の意志で行動し、創造していくというような感じがして好きです。星読みは自分の「取り扱い説明書」を得るようなものだと相方は言っていて、たしかにそんな感じです。

他人には合う方法でも、自分には合わないかもしれない。ところが、尊敬している人や見習いたいと思う人のやり方をそのまま取り入れようとしがちで、その方法が自分に合っていないとやっぱりうまくいかない。そのへん、星読みの本を見ているとなるほどーと思えることがいろいろでてきます。相方によると、他人の不可解に思える行動も理解できるようになってくるそうです。

ぼくも本格的に勉強してみたくなっています。


by 硲 允(about me)
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