「書くこと」についての覚書。今の自分に精一杯のことを書くことで変化していける



頭の中でぐるぐると同じようなことを思ったり考えたりしつづけていることが多い。ぐるぐるぐるぐる、何を生み出すこともなく。

書くときに、自分の心としっかりと向き合う。そうすれば、ぐるぐると考えていたときよりも自分の考えがはっきりする。それを文字にして書いてみると、さらにはっきりする。ぐるぐるは、少し落ち着く。次の考えに向かっていける。

変化したいなら、書くことだ。一度書くと、同じことは書きたくなくなる。書けなくなる。新しいことを書きたくなる。新しいことを書くには、新しいことが書ける新しい自分にならなければならない。そうして人は、変化していける。

変化したいなら、今の自分を認めることだ。今の自分の、大したことのない思いや考えを言葉にする。大したことがなくてもいい。自分が本当に思っていることや考えていることを言葉にすると、それだけで癒される何かがある。自分の「氣」のめぐりがよくなる。自分が言ったことに対して、誰かが何かを言ってきたら、そこから学べばいい。そして、また新しい自分になる。偉くなるまで待ってから表現しようと思っていると、そんなときはいつまで経っても来ない。ひとまず、今の自分に精一杯の表現をしていかないことには、次には進めない。

情報の溢れ返る世の中だ。普通に生きていれば、情報に追われ、情報に巻き込まれ、情報に押しつぶされる。インプットしたら、その分、いやそれ以上に、アウトプットが必要だ。そうしないと、誰かの考えをそのまま無批判に受け入れてしまう。知っていることは増えても、自分の考えというものが持てなくなる。書いて書いて書きまくって、それでようやくバランスがとれるくらいかもしれない。


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by 硲 允(about me)
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