蚊帳を通販で買うときに失敗しない10のポイント


古民家では、というか古民家に限らず、田舎暮らしではあたたかくなると、家の中に現れる虫に悩まされることがよくあります。

ぼくは物心ついた頃から都会暮らしでしたが、東京から香川に移住したあと、最初の大問題が「ムカデ」でした。春先は平和でしたが、梅雨頃に初めてムカデが現れてからは、毎日のように登場し、蚊帳なしではとても落ち着いて眠れないのであわててネットで注文しました。

ところが、慌てすぎて確認不足で、届いたのは底のない蚊帳でした…。布団の下にネットを押し入れる仕組みになっているのですが、完全にふさがっているか不安でどうも落ち着きません。

その後、別のを注文し、今使っている蚊帳は2代目。これにも完全に満足はしていなくて、蚊帳選びは案外難しい、ということを痛感しました。自分の失敗をもとに、蚊帳を選ぶときの注意点を挙げてみたいと思います。特に通販では、直接触ったり見たりして確認できないので、あらかじめその商品の情報をよく調べておき、届いてみてガッカリ、となるのを防ぎたいものです。さて、思いつく限り注意点を挙げてみます。

  1. 底(床面)にも網があるかどうか。(全面が完全に網で覆われていると、安心感が違います)
  2. 網目が十分に狭いかどうか。(小さな蚊だと侵入できそうな穴の場合があります)
  3. 骨組みは丈夫か。(グラスファイバーでできた骨組みが簡単に割れて粉々になったという商品レビューを読んだことがあります)
  4. チャックが丁寧に縫いつけられているかどうか。(チャックの終わり部分の縫いつけが甘く、チャックの留め具が簡単に外れてしまったことがあります。修復できず、チャックの部分を全部糸で縫いつけなければなりませんでした)
  5. 網が薬品臭くないかどうか。(化学繊維は加工によって強い臭いのする場合があります。睡眠時にそこで長時間過ごすので、きれいな空気を吸いたいものです)
  6. 出入り口はどこに何カ所あるか。(出入り口が片側にしかないものと、両側にあるものとがあります。置き場所や使い方によっては重要なポイントです)
  7. 収納が簡単かどうか。(特に毎回仕舞う場合は、簡単に折りたためることが大事です)
  8. 色合いは好みかどうか。(部屋の中で結構大きなスペースを取るので、部屋の印象が左右されます。余計なレースが付いていたりするので、要チェックです)
  9. サイズは適切か。(当然のポイントですが、「ゆったりサイズ」などと書かれていても普段使っている布団がぎりぎり入るサイズだったりします。赤ちゃん用のもあるので、面倒でも布団のサイズを計って確かめたほうがよさそうです。また、サイズに余裕がないと、頭や足の先を蚊に刺されたり、寝ている間に手を伸ばして網に接触したところを刺されたりもします)
  10. 自立型か、吊り下げ型か。(吊り下げ型は、側面の網が直立しているので、腕を伸ばしたときに網に接触しにくい形です。ただ、紐を壁や天井にくくり付ける必要があり、場所は取ります)

実物を見て確かめることができれば早いのですが、今どき、蚊帳を使う家は少ないようで、そのへんの店ではあまり売っていないのが難点です。ネット通販で購入する場合、これらのポイントについて商品説明ではわからないことも多いですが、レビューを読んだり、販売者に問い合わせて確認できれば安心です。失敗して買い直すとなると、お金もかかるし、大きなゴミになってしまうので、一回で自分にぴったりの蚊帳を見つけたいものですね…。





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by 硲 允(about me)
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