サルを搾取したココナッツオイルは買いたくない

ココナッツオイルについて書いた記事を相方が読んで、「サルをいじめてること、書いといてよ」と言いました。

そうでした。ココナッツオイルをとるために、猿が酷い目にあっていることがあるそうです。

「ココナッツオイルに隠された猿の悲しい現実」(ベジワールド)

ココナッツ産業が盛んでない日本では、ココナッツの商品がタイ、インドネシア、フィリピンなどからたくさん輸入されていて、そのなかには、人間ではなくサルが採取しているものがあるそうです。

野生の赤ちゃん猿が、東南アジアのジャングルから略取され、訓練所に連れていかれ、その際、自分の子を守ろうとする母猿が撃ち殺されることもあるそうです。赤ちゃん猿は、逃げられないように鎖で束縛され、噛めないように口にマズルというカバーを無理やり付けられます。こうしたサルたちは、ストレスが溜まって発狂する事も多いそうです。

ココナッツ産業で働かせられている猿たちは、殴られたり、棒で叩かれたりして、虐待されることも多く、過労死する猿も少なくないとのこと。恐ろしい話です…。

飼い主に虐待された猿が発狂し、木に登ってココナッツを飼い主に投げて頭にぶつかり、死亡した例もあるそうです。猿たちのストレスがどれ程かをものがたっています…。

こういうことがどのくらい行われているのかはわかりませんが、記事には写真も掲載されていて、そういうことが実際にどこかで行われているのは事実のようです。

毎年、何千匹もの野生の赤ちゃんの猿が東南アジアのジャングルから略取され、ココナッツ産業の猿のための訓練所に連れていかれる。

ぼくはこの一文を読んで、なぜか猿ではなく、どこかへ連れていかれる人間を思い浮かべました。

Animal Placeという動物愛護団体が、ココナッツ商品のメーカーに問い合わせ、猿を搾取していないメーカーをまとめており、参考になります。

これを見て、うちではココウェル(cocowell)のココナッツオイルを選んでいます。


cocowell (ココウェル) エキストラバージンココナッツオイル エクスぺラー 360g

ココウェルは、ウェブサイトで下のように宣言しています。

「ベジワールド」というサイトで、ココナッツの実の採取を人間ではなく猿が行っていて、その猿は東南アジアのジャングルから野生の猿の赤ちゃんが略取されて、過酷な訓練を施され虐待を受けていると書かれています。(中略)当然ながらココナッツオイルを始め、弊社のココナッツ製品すべてがそのような農場で作られたココナッツは一切使用していません。

見えないところで、信じられないようなことが行われていることがあります。そういうことは、なかなか表に出てきません。情報に対して受け身でいては、知らず知らずのうちにひどいことに加担させられる。食べものは、自分で育ててつくったり、よくわかっている人から買うと安心感があります。自分の知らない、見えないところでつくられているものを買うときは、よく調べてみなければと思います。


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by 硲 允(about me)
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