「服用」の語源をご存知でしょうか?

香川は東京よりも暖かいと思っていたら、去年はあまりの寒さに家を逃げ出して近所のイオンに避難するほどでした。

今年はそんなことがなくて済むように、そろそろ冬支度。無印のまんまの色のセーターを買いました。


相方はカーディガンを購入。


これらは「まんまの色」という名の通り、アルパカの毛のもともとの色で染色していません。自然のそのままの色には、独特の深みがあります。

なるべく、化学物質で染めた衣服を着たくない。染料で水や大地を汚染するのは避けたいし、「服用」という言葉があるくらいで、人間は来ている衣服の成分を身体に吸収するようです。

新神戸歯科の藤井佳朗氏の論文「薬(サプリメント)は飲まないでも効くのか? EBMに対する批判的見解」の要旨を引用します。

服用の語源は古書「書経」にあるといわれ, 服に薬理作用があることを示唆している。すなわち薬物を身体に取り込まなくても、薬効が生じる事を、東洋人は認識していたと思われる。実際、薬物を投与せず身体に近接させただけで、被験者の握力に変化のみられることはオーリングテストにおいて認知されているが、握力だけでなく、平衡感覚や関節可動域においても変化が見られる。
そうなんだろうなぁ、というのは、体感的にわかります。

草木染めの衣服を着るようになってから、どの服を着るかによって一日の疲れが違うのを感じられるようになりました。漂白していないそのままの色のオーガニックコットンや、ヘンプを植物で染めた衣服は、見ていてうれしいし、着心地もいい。そういう服に慣れると、化学繊維の服を着たくなくなります。タンスを開けて、どれにしようかな、と選ぶと、やっぱり着心地のいいものに手が伸びます。身体がそれを求めているのがわかります。

ちなみに、オーガニックコットンのシャツや靴下は、メイド・イン・アース(MADE IN EARTH)のものをよく使用しています。



大手衣料品メーカーも、なるべく水を汚さない方向に動いています。グリーンピースの「デトックスキャンペーン」を受け、ユニクロ、ベネトン、アディダス、H&M、ザラ(Zara)などが、有害化学物質の使用中止に向けて取り組みを進めています。


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by 硲 允(about me)
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