プラスチックを微生物が分解してくれている!? 発泡スチロールを分解する虫も。

借りている家の庭や畑で、プラスチックやビニールのゴミが見つかることがよくあります。

古いビニール袋は、植物が絡みついたり土に埋まったりしていると、持ち上げると粉々になってしまい、処理が大変です。粉々になったビニールゴミはどうなるんだろう、土に還ることは永遠にないんだろうか…と心配になることもありますが、プラスチックを分解する微生物がいるという記事を読みました(AFP)。

粉々になたビニールゴミも、いつかは土に還るのでしょう(かなり時間がかかるだろうし、そもそもゴミを出さないのが第一ですが!)。

プラスチック容器に入ったものなどを食べる際、容器から溶け出したプラスチックを体内に取り入れてしまわないか心配になることがありおますが、多少入ってしまっても、身体の中に棲む微生物が分解してくれる、ということもあるのでしょう。

プラスチックを分解する虫も存在するというニュース記事を見ました。


日本では夏に朽ち木にいるゴミムシダマシという虫の幼虫(ミールワーム)がそうらしい。分解するのはやはり微生物で、ミールワームの腸の中に、ポリエチレンを生物分解できる微生物が住んでいるようです。

分解するスピードはというと、発泡スチロールを餌として与えたところ、幼虫100匹で1日当たり34~39ミリグラム食べたらしい。家庭で出るプラスチックごみを幼虫さんたちに食べてもらおうと思ったら、山のような幼虫を飼う必要があります…。

これ以上プラスチックごみを出さないことがまず大事ですが、散らかしてしまったプラスチックゴミの問題を解決するための研究がどんどん進んでいくことを期待したいです。

うちの田畑ではマルチを使っていませんが、大量のビニールマルチを見ると、使用後にそれが大量のゴミになった姿を想像してしまいます。最近は生分解性の紙マルチもあるようで、紙マルチを使って草を抑えて育てたお米が販売されているのを見たことがあります。分解されると言っても、畑に紙かぁ・・・と思って、そのときは別のお米を買いましたが…。


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by 硲 允(about me)