ハコベ、カラスノエンドウ、タンポポ…春の野草をサラダで。オオイヌノフグリも食べられる?

午前中、庭で洗濯をしたあと、庭の畑から相方が呼ぶ声が聞こえた。

何をしているのだろうと思ったら、ハコベを摘んでいた。


先日、ハコベのお茶を飲んでみたいとぼくが言ったのを覚えてくれていた。ぼくもこの日の午前中にハコベを摘もうと思っていたところだった。


ハコベは歯や歯茎にいいらしく、時々庭で摘んで花や葉を食べている。独特の風味でたくさん食べようとは思わないけれど、ひと摘み食べると、口の中がすっきりする気がする。


ネギの間にたくさん生えているのは、カラスノエンドウ。


若い葉先は生で食べても美味しい。かすかにグリンピースのような風味がする。クセがないので、食べ出すとパクパクとたくさん食べてしまう。


タンポポの花も食べられると相方に聞いて、たぶん初めて食べてみた。


想像したよりも食べやすい。花びらの付け根の辺りは、甘い蜜の味がした。子どもの頃、甘いおやつを食べ過ぎて虫歯だらけになったけれど、砂糖菓子ではなくタンポポをかじっておけばよかった。


オオイヌノフグリには先客がいた。オオイヌノフグリを食べるという話は聞いたことがないけれど、試しに葉っぱを口に入れて噛んでみたら、あまり美味しくはなかった。

次に花を食べてみると、かすかな甘みがあり、花は食用になりそうだった。カフェで冷たいドリンクを出すときに、オオイヌノフグリの花を入れた氷を浮かべてもいいかもね、と相方に話した。


「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」という名前を付けた人の品性が疑われるが、別名、「星の瞳」というらしい。英語では「cat's eye(猫の目)」や「bird's eye(鳥の目)」と言われるらしい。「目」に見えたことがなかったけれど、言われてみると・・・。

相方の提案で、お昼に野草サラダを食べることにした。ハコベ、カラスノエンドウ、タンポポ、ノビル、それにレモンバーム。


オリーブオイルと塩、醤油、レモン果汁をかけていただいた。カラスノエンドウは食べやすく、予想以上の美味しさ。少しだけ入れたレモンバームがいいアクセントになった。野草はアクの少ない今頃が食べやすい。ほろ苦い春の味覚を満喫しておけば、熱い夏を元気に乗り越えられそうな気がした。


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by 硲 允(about me)
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