エアコンの除湿運転モードはヒーターで温めている? 快適な夏に向けて・・・

いずれは自分で土と木の家を建てたいと思い、家づくりについて少しずつ勉強中。

最近、「エアコンのいらない家」という本を読んだ。




そもそも「熱ってなに?」ということから始まり、気流や日差しの扱い方、部屋の配置の仕方、屋根や窓などで気を付けるべきことなど、基本的なことからわかりやすく説明してくれている。

エアコンについての章で、「除湿運転」モードの話を読んで驚いた。

香川に移住してからエアコンはまったく使っていないけれど、東京のアパート暮らしではエアコンは必需品で、夏の盛りは寝るときもエアコンを付けっぱなしだった。

ぼくはエアコンの冷気が苦手なほうで、寒くなりすぎないように「除湿運転」モードを実家にいた頃からよく使っていたけれど、除湿モードにしても、エアコンの運転は実は「弱冷房」と同じだという。

ところが、弱冷房運転にすると、湿度だけ下げたいのに室温まで下がってしまうので、最近のエアコンは、室温が下がらないようにエアコン内部のヒーターを同時に使って冷えた空気を温めているらしい(!)。ぼくが使っていたエアコンは昔型のものなのでそういう機能は付いていなかったかもしれないけれど、夏にわざわざヒーターを使ってまで室温を下げないようにするのはムダが多すぎる。そういう仕組みを知っていたら、そこまでして温度が下がらないようにしてくれなくていいよ・・と思う人が多いのではないか。もちろん、そういう機能が付いていれば、冷やすのと温めるのを同時にするわけだから、電気代も高くつく。「除湿」というと、「冷房」より電気代がかからなさそうに思えたけれど、そんなことになっていたとは・・・。

今お借りしている古民家は、今の南側に大きな窓があるけれど、北側の窓の網戸が壊れていて、夏は虫の進入が心配で北側の窓を開けられない。南から入った風が通り抜けられない。相方はそのことを何度も言っていたけれど、ぼくは聞く耳を持たず、風の通り道について特に考えずに「暑い、暑い」と言っていたが、この本を読んで、3年間、北側の窓を締め切っていたアホさ加減がよくわかった。

今、夏に向けて網戸を製作中。



夏の室内を快適にするには、南から北へ風が通り抜けるようにするとともに、南側の窓から日差しを取り込まないようにすることも大事だという。今年は南側の窓に、よしずを立てかけるか、へちまか夕顔でグリーンカーテンをつくってみたいと思っている。

今年は夏場、暑すぎて脱出せずに済む家にしたい。


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by 硲 允(about me)
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