どんぐりを食べる実験(第1回目)の結果。虫食いとあく抜きに注意


最近やけにどんぐりが気になる。普段はお米が主食だが、万が一お米が食べられなくなっても、秋になればあちこちに落ちているどんぐりを食べれば生きていけるのではないか。縄文時代の日本人はどんぐりを主食にしていたらしいし。危機管理に、どんぐりの食べ方を研究しようと思う。

神社に行けば、たいていどんぐりのなる木が植わっている。村の飢饉に備えてのことだろう。

拾ってきたどんぐりを湯がき、その後、一昼夜水に浸してあく抜きし、天日で一日干しておいた。


小さいのはアラカシ、大きいのはクヌギのどんぐりだろうか。天日で干すと皮が割れて(割れないものもあるが)剥きやすくなる。


薄皮も爪で剥けるが、大量に剥くと指先と爪の間が痛くなりそう。


二つに割ってみると、虫食いか、落ちてから時間が経ちすぎて腐ってきたのか、黒くなっているどんぐりが多かった。水に浸したときに、浮かんでくるどんぐりは虫食いなどで中身が詰まっていないので除いておいたのだが・・・。拾い集めるときに、新鮮そうなどんぐりを選ぶのが重要だと学んだ。


結局、これだけになった。


鋳物のフライパンで、香ばしい匂いがしてくるまで煎って食べてみた。苦い…。生で食べてみたときほどではないが、まだアクが抜けきっていないようだった。お湯でゆでるときに十三や灰を入れるとアクが抜けやすいそうなので、次回はそうやって念入りにアク抜きをしようと思う。

「どんぐりを食べよう」の実験、第一回目はあっけなく失敗に終わった。次回に期待。


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