道でスイカを拾う。新潟から香川に来て転がったスイカの話。

イオンの駐輪場で自転車に乗って駐車場を出た頃、相方が何かを見つけて立ち止まりました。

「スイカが落ちてる!」

引き返して指さされた方を見ると、半分に割れたスイカが道路に落ちていました。

「食べれるんちゃうん?」と相方。

「拾ってかえる?」

「見てみよか」

車はスイカを避けて走っています。道路を渡り、相方がスイカを救出。



残り半分はどこへ行ったのだろうと、道路をよく見てみると、ぺしゃんこになった皮が道路に張り付き、辺りが濡れているので、赤い部分は車に踏みつぶされてほとんど跡形もなくなっているようでした。



切り口を見てみると、汚れているわけでもなく、鼻を近づけるといい香りがしたので、表面だけ捨てれば食べられそうでした。

自転車のかごに積んで持って帰ることにしました。



「神様のお恵みや!」と相方。

帰宅して、畑仕事をしている間に、相方がスイカの表面をとって、食べやすくタッパーに入れて、ちょうどその日届いたコープ自然派の冷蔵ボックスの中で冷やしておいてくれました。



皮の表面に貼られたイオンの商品シールを見ると、新潟産で、生産者さんの名前まで書かれていました。

新潟からはるばる香川までやって来たと思ったら、道路に転がり、道を濡らしておしまいではあまりに無惨です。

食べてみると、甘くてジューシーで、置き去りにしてこなくてよかったと思いました。

「あのまま放置されたら、育てた農家さんも浮かばれやんわなぁ」と相方。

どうしてこんなところにスイカが転がっていたのかについて話し合いました。

こどもが運んでいるときに落としてしまい、車にひかれたからそのまま放置していったのか。それなら残りの半分は持って帰りそうだけど? 持って帰らないにしても、邪魔にならないところに移動させるのでは?(いや、わざわざそんなことしないか)

結局、謎のままでした。

相方は最近、スイカを食べたいと思いつつも、放射能の心配の少ないスイカがなかなか見当たらなかったとのこと。

それがなんと、放射能の影響が比較的少ない新潟から届いたスイカが転がっていたわけで、びっくりです。

ぼくとしても、ブログに面白いネタがないかなぁと思っていたところに、文字通りネタが転がっていました。


【関連記事】