敵すら味方にするような創造的な「元気玉」を。

by Genkidama 元気玉 / jetalone


時代や場所を問わず、有名になった人間には数多くの批判・非難・誹謗中傷が寄せられるものです。

中にはまっとうで建設的な批判もあれば、自分の鬱憤を解消したいだけのむちゃくちゃな誹謗中傷もあるでしょう。

今の時代、SNSやメールなどで、知り合いではない人にでもけっこう簡単に自分の言葉を届けられるようになりました。

多くの人の注目を集めている人のSNSなどを見ると、一つの投稿に対して、何百ものコメントが寄せられる場合もあり、コメントされた本人ですら読み切れないくらいの量になることもあります。

そういうコメントを見ると、相手を元気づけるような言葉もあれば、その一方で、自分の鬱憤を発散したり、相手を攻撃することによって自己主張したり、全く関係のないことを書いたり、建設的ではなく「破壊的」なものも多く見られます。

影響力が高まると、その人の味方も増えれば、敵も増えるものです。

こんなことを書きながら、「ドラゴンボール」というアニメに登場する孫語空の元気玉を思い出しました。孫悟空は、敵を倒すために、「オラに元気をわけてくれ」と言って、同じ地球に暮らすふつうの人々から元気を分けてもらって「元気玉」をつくります。

自分が応援したいと思う人が、大きな「元気玉」をつくれるように、小さな元気をわけ与えられればと思います。SNSで応援のコメントを書くだけでも、相手の「元気玉」は大きくなるかもしれません。

「ドラゴンボール」の世界では、「元気玉」を投げつけられた「敵」は死んでしまうことがありますが、実際、人間が相手を思いやる気持ちで生まれた「元気玉」は、創造的なエネルギーであり、誰かを傷つけるようなものではないはずです。

「敵」を「味方」にしてしまうような「元気玉」をつくらないことには、戦いは永遠に繰り返されるでしょう。

小さな破壊のエネルギーですら、小さな「元気玉」に変えていく能力を一人一人が身につけたら、もっと明るい世の中になるのに。


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