香川) 女木島の原生種で世界最小のメロン(MG16)が花を咲かせていました。


女木島の「鬼ヶ島大洞窟」の近くで、こんな看板を見ました。「世界最小のメロン」


学術的に大変貴重なもので女木島にしか自生していない原生種メロン。メロン研究40年、元大阪府立大学農学部教授、藤下典之さんが女木島(Megijima)にちなんで学名MG16として学会で発表。

とのこと。

ぼくはこういう原生種に惹かれるので、自転車を降りて、付近の草の中を探してみました。

ありました!


花を咲かせているのも。


まだ実は成らせていませんが、こういう小さな実がなるそうです。


「雑草メロン」や「クソウリ」とも呼ばれるらしい。

asahi.comの記事によると、発見された当初は、メロンだと信じてもらえず、 藤下さんは別の種類のメロンと何度交配させてもメロンができるという実験を繰り返して、ようやく世界最小のメロンであることが証明できたそうです。

「クソウリ」と呼ばれる理由についても、藤下さんは驚くべき実験によって突き止めています。

「花粉じゃなくて、人や牛の糞(ふん)に混じって生息地域を広げたのでは」とひらめいた。それから毎日、毎日種を食べてはトイレに駆け込み「今日も種は出たかな」。それを繰り返すこと1年。種は99%消化されず、糞を媒介させて分布を広げたことを突き止めた。

 このメロンは、黄色く熟し、酸味があるらしい。地元では、これを保護する取り組みが行われていて、漬物にして販売する構想もあるようです。どんな味がするのか食べてみたいなぁ。


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