香川で始まった「どんぐり銀行」。ゲーム感覚で子どもと森をつなげる仕組み


庭に落ちたドングリが芽を出していました。

軒下で家に接近していたのもあり、こんなところで大木になられては困るので、畑の方に移植しました。


芽を出したドングリを見て、「ドングリ銀行」を思い出しました。


香川に移住して森の活動を始めてから、「どんぐり銀行」という名前をよく聞くようになり、全国的なものかと思っていたのですが、ネットで調べてみて、これは香川で始まった取り組みだということを初めて知りました。

どんぐりを拾い集めて、役場や林業事務所の窓口に持っていくと、どんぐり通貨がたまり、苗木やいろんなグッズに交換してもらえるという仕組みで、1992年に香川県西部林業事務所長の松下芳樹さんが発案されたものらしいです。

小さな子どもは、森に行けば自分でいろんな遊びを見つけて楽しむものですが、ゲームに毒された子どもたちには、こういう仕掛けがあると森に親しむいいきっかけになるかもしれません。

小さなどんぐりは一つで1D(どんぐり)ですが、大きいどんぐりは一つで10D(どんぐり)となり、実際に観察しながら、いろんな種類のどんぐりに出会えます。


毎年、3月の第2日曜日に預金残高に応じた払い戻しがあるそうで、ドングリのなる木は100D(どんぐり100個)で1本、杉や松やヒノキは500Dで1本、ヤマザクラなどは1000Dで1本もらえます。

そのほか、グッズはシール、ポストカード、ポスター、木製キット、中身はお楽しみの「森のおくりもの」などいろいろ。


ヘルメットや枝打ち鋸、竹引き鋸まであり、どんぐり拾いで森が好きになり、そのうち本格的に森の手入れを始める子どもも現れるかも!?


香川県の各地や高知県大川村に、どんぐり銀行の森づくりフィールドがあり、森の手入れやクラフトづくり、自然観察などの活動もしているそうです。

香川県内では、森林センター カブトムシの森づくり、ドングリランドの森づくり、五色台自然学校、小豆島水源の森づくりなど
香川と高知のほか、神戸でも、阪神淡路大震災後に、誰でも参加できる街の緑化活動として「ドングリ銀行神戸」が始まったそうです。

ちなみに、集まったドングリは、苗木に育てるほか、工作の材料にしたり、養豚の飼料にしたり、産業廃棄物の埋め立て地に撒いて緑化に使ったりしているそうです。


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