自分が今何をすべきかは、常に自分自身が知っている。



自分が今何をすべきなのかは、常に自分自身が知っているのだと、大学生の頃にふと気づいたことがあります。

客観的な正解、というよりも、自分にとっての正解です。

今この瞬間、自分は何をすべきか。だいたい、選択肢がいくつかあります。すぐに思い浮かぶ選択肢がどれもピンとこなければ、もう少し考えてみると、他の選択肢も浮かんできます。その中で、どれを選ぶべきか。

人間、ラクをしがちなので、油断すると、その中で「最もすべきこと」ではなく、「最もラクで気が進むこと」に手をつけがちです。

「最もすべきこと」と「最もラクで気が進むこと」が一致していることもありますが、そうではないこともあります。

自分にとって何が正解かは、自分の心が感じる「達成感」が教えてくれます。「ラクで気が進むこと」をやり始めても、たいして楽しくないし、達成感が少ない、ということがあります。最初は気が乗らなくても、やっているうちに楽しくなってきて、やり終わったときには、これをしてよかった、と達成感が得られることもあります。

「引き寄せの法則」では、「楽しいこと」「ワクワクすること」をすればいい、といわれますが、注意すべきは、ラクな方面に流されると、小さな楽しみや小さなワクワクの域から出られないということです。一見「苦しいこと」や「面倒なこと」にも、実は大きな「楽しみ」や「ワクワク」が隠れているということもあります。




一瞬一瞬の積み重ねが人生です。その時その時、怠け心に流されずに達成感のことを積み重ねていけば、生きた甲斐があったと思える人生になるのではないかと思います。