文章はその時々の自分を映し出している。書くことで自分の変化を知る。



言葉というのは、そのときのその人を映し出しています。

「言葉は生もの」とも言われます。ぼくはブログに書こうと思うテーマを思い付いたらすぐにノートにメモするようにしていますが、書かずに眠っているテーマが何十個もあります。

せっかくなので思い付いたことは全部書いておきたいと思うのですが、少し前の自分なら熱中して書けたであろうことが、今の自分にはしっくりこない、ということもあります。そういうのは無理せずに眠らせておくと、またしばらく経つと、ちょっと違った形で同じテーマについて書けることもあります。

自分が過去に書いた文章を読み返すと、過去の自分がよみがえってきます。そこに書かれた内容だけでなく、その当時の暮らしや、日々思っていたことや考えていたことなどが思い出されてきます。「十年ひと昔」と言いますが、10年も前に書いたものを読むと、たいがい自分でも恥ずかしくなるものです。

今書いているブログを、10年後、20年後に自分で読み返すとどう感じるか。自分の変化を自分で感じられるのは面白いことです。何らかの形でアウトプットしていると、それがよく見えます。それに、アウトプットしていると、変化も加速するように思います。アウトプットせずに頭の中でぐるぐる同じことを考えたり思ったりしていても、なかなか前へ進んでいかないことがありますが、いったんアウトプットしてしまうと、次に進んでいかざるを得ないような推進力が生まれることがあります。

最近は翻訳の締め切りが迫っていてブログの本数が減っていますが、毎日少なくとも1本は書き続けていこうと思っています。