スマホやケータイの電磁波、機種選びでかなり違ってきます。


電磁波って、人によって感度が違うようですね。
ぼくは敏感なほうで、高校生だった頃、ノートパソコンを使うとすぐに顔が赤くなって皮膚がおかしくなり、ヘンだなぁと思っていたのですが、あれは電磁波の影響でしょう。

スマートフォンが普及しはじめてからは、街に出るとあっちでもこっちでもスマートフォンをいじってインターネットに接続しているので、そういう人たちに囲まれると頭痛がするようになりました。ケータイの電波塔に近づいたときも、同じような症状が起こります。

ぼくはいまだにスマートフォンは使ったことがなく、昔からの折りたたみ式のケータイ(「ガラケー」という言葉は大嫌い)を使っているのですが、なるべく電磁波の低い機種を選びました。

機種によって、電磁波の値が違ってくるということを知っている人は少数派でしょう。ケータイを売る側にとってはどうでもいい数値らしく、目立たないところでしか発表していません。

SAR値(局所比吸収率)という数値です。

NTT docomo、SoftBank、au各社のウェブサイトでは、以下のページに載っています。

NTT docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/product/sar/

SoftBank
http://www.softbank.jp/mobile/support/sar/

au
http://www.au.kddi.com/mobile/product/sar-list/

これ、困るのは、機種ごとに他のページに飛ばないと見られないので、比較するのが面倒だということです。表で一覧にしてくれていたら見やすいのに。

このSAR値、日本では許容値が2W/kg以下と規定されています。そんなこと言われても、それがどれくらいなのかよくわかりませんが、海外の規定値と比較してみると、こんな感じです。

「ケータイ電磁波レポート」ウェブサイトより

この5カ国の中ではトップ。大丈夫なんかいな、という感じです。

ちなみに、WHO(世界保健機関)に所属するがん研究の専門機関、国際がん研究機関(IARC)は、2011年5月に、携帯電話から出る高周波の電磁波について「発がん性の可能性あり」という評価を下しています。

がんの他にも、脳腫瘍、白血病、発達障害、アルツハイマー、精子への影響、アレルギー、睡眠障害、頭痛などのリスクが疑われているそうです。

そんな情報を知ると、なるべくSAR値の低いケータイを使いたくなりました。以前使っていたSAR値の高いケータイから、SAR値が0.212の今のケータイ(ちなみにauで、機種はKYOCERAのK011)に変えてから、体感的にもかなり違いました。

以前は、ケータイで長時間話していると、耳の辺りが熱くなったり頭が痛くなったりしたのですが、このケータイではほとんどそういうことがありません。

調べるのがちょっと面倒ですが、SAR値の低い機種を選ばれることをオススメします。

・・・・

ちなみに、今使っているケータイを主人公にした小説を書いていて(「庭の花」という本に収録されている「白いケータイ」)、noteでも読めます(これ一本で個別に販売中)。



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