土に近いところでの農作業は、身体を癒してくれます。



田んぼや畑に行くと、元気になります。 それはそうやろなぁという感じだと思いますが、その効果は不思議なくらいです。

熱っぽい感じがして、今日は休もうかなぁという日でも、田畑に行って作業をして帰ってくると元気になっていることがあります。

田んぼから出るとき、でこぼこの地面で足首ねんざしてしまったことがありました。ちょうど田植えの時期で、治るまで休んでいるわけにもいかず、なるべくそっちの足に体重をかけないようにして、毎日田植えを続けたところ、驚くほどすぐによくなりました。連日の田植えで身体全体が疲れ、田植えを休んだところ、足首の具合はかえってわるくなり、その後、田植えを再開するとまたよくなりました。それからすぐに治りました。不思議なものです。

田畑での作業といっても、草刈り機を使ったりして立って作業するよりも、土に近いところにしゃがみ込んでする作業のほうが身体を癒してくれるように感じています。

のこぎり鎌を持って何も考えずにひたすら草刈りを続けていると、心も体もリフレッシュします。

機械化が進んだ最近の農作業というのは立ってすることが多いですが、手作業の多い自然農は、しゃがみこんで土や草の匂いをかぎ、小さな虫の営みを観察できる時間が多いです。車を運転しているときの景色と、歩いているときの景色ほど、両者の景色は違って見えることでしょう。