何が書けるかは、いつ書くかによるものです。



ブログに書きたい「材料」は、いつも持ち歩いている小さなメモ帳に書きためています。

ブログを書くときは、パソコンに向かい、そのメモ帳を開きます。

そして、そのときどきの気分に応じたものを書きます。メモしたときには「これについて書きたい!」と思ったことでも、パソコンに向かっていざ書くときには、その気分ではなくなっていることがあります。

積極的な気分のとき、ちょっと沈んでいるとき、気力があり余っているとき、疲れて頭の動きがゆっくりのとき…同じ人間でも、ときによって、いろいろです。

そのときの気分に応じた「材料」を使わないと、せっかくの材料を生かしきれず、台無しにしてしまうことにもなりかねません。材料を大事にするには、使うべきときをよく選ぶことです。

作家の志賀直哉氏が、せっかくのいい素材を生かしきれていない料理には腹を立てるというようなことを書かれていたのを思い出しました。

文章も、せっかくの材料は、上手く扱えそうなタイミングで、丁寧に扱って生かしていきたいものです。