香川で「一般社団法人 空き家互助会」という新しい空き家活用組織が始動しています。

ぼくが今住んでいる古民家は、10年ほど空き家だった家です。大家さんが時々出入りして管理されていたのでそれほど大きく傷んではいませんでしたが、家というのは人が住まないとあっという間に朽ちていくものなのだと、家探しでいろんな空き家を見せていただいて知りました。

近所でも、あちこちに空き家があります。香川で空き家を探しているという方に何人も出会いましたが、なかなかマッチングが難しいようです。空き家になってはいても家具や生活道具を置いたままで物置代わりになっていて簡単に貸せなかったり、そもそも田舎ではよくわからない相手に家を貸すということにかなり抵抗感があるようです。親戚の誰か一人が反対して貸してもらえない、というような話も聞きます。

ぼくもそうでしたが、最近の若い人は古民家を求める風潮があり、そういう家は賃貸よりも売買の物件のほうが多いようです。

香川にはNPO空き家活用研究会という団体があり、今お借りしている家もここで紹介していただきました。

そして昨年は、一般社団法人 空き家互助会という新しい組織が誕生したそうです。

空き家互助会とは?

一口に「空き家」と言っても今にも倒れそうな廃屋から数日前まで日常生活されていた生活感あふれる家屋まで幅広いものがありますが、それも閉め切って日常がなくなると「廃屋」へ加速度的に進んでいきます。 私達は「空き家も街の資産」として適正な維持管理そして利活用を会員みんなで支えあう事により、「特定空き家」に認定されないように活動する互助会です。 例えば、旅行に行くのに施設(空き家)を1軒家丸ごと借りれるので家族単位やペット同伴も可能性がありますし、グループでのパーティや県外から親類や友人の訪問もその施設(空き家)で歓待したり宿泊したりできます。 そしてこれからたくさんの人の加入によって利便性と可能性がまだまだ大きく広がります。
一般社団法人 空き家互助会 | 空き家互助会とは?より

「みんなで空き家を支えあう」をコンセプトに活動されているようで、空き家を街の資産として維持・管理していくために、その趣旨に賛同した会員相互の施設を利用し合ったり、老朽化防止の研究体験のためにに施設(空き家)を利用するとのこと。

旅館のように食事・入浴の時間を気にする必要もなく、利用時間中は貸し切り状態で、施設利用者の自由なプランで過ごせる仕組みのようです。施設貸与料は、空き家の維持・管理や、空き家の再生・活用に充てられるとのこと。

会員募集中です準会員(サポーター)も募集中で、サポーターは、空き家の維持管理や清掃、利用会員の案内など、ボランティアとアルバイトの中間のような役割を担い、「ボラバイト(ボランティア+アルバイト)」のとしての対価が会の規定に沿って支払われるそうです。

面白そうな取り組みで、今度詳しくお話をお聞きしてきたいと思います。