「綾川町うどん会館」(滝宮)へ【閉店】。讃岐うどん発祥の歴史を知る

お腹が空いたので、相方と「うどん会館へ行こかぁ」ということになりました(追記:残念ながら閉店してしまいました)。

うどん県というだけあって、そんな会館があるんです(→あったんです!)。


久しぶりに晴れて気持ちいい。真ん中に見えるのが「うどん会館」の看板。


綾川町は「讃岐うどん発祥の地」とされています。

綾川町うどん会館


うどん用のいろんな小麦が展示されています。シラサギコムギなど、今ではなかなか手に入らない昔の品種も。香川で今栽培されている主な小麦は「さぬきの夢」といいます。


こんなポスターが貼られていました。このお坊さんが、綾川にうどんを伝えたとされる智泉大徳(ちせんだいとく)。空海の優秀な弟子で、空海の甥だそうです。遣唐使と共に唐を訪れていた空海が804年に帰国し、「うどんの祖」といえるようなものを智泉大徳に伝授したとされています。(現在の綾川町内の)滝宮を故郷とする智泉大徳が、このうどんで故郷の両親をもてなしたのが、讃岐うどんのはじまりと伝えられているそうです。


うどんのレストランの入口はこちら(念の為…今は閉まっています)。


寒くなり、新メニューのしっぽくうどん。


相方は野菜たっぷりの「菜々うどん」。

讃岐うどんといっても、輸入した小麦を使っているお店も多いのですが、ここのうどんは「さぬきの夢」を使っていて、やさしい歯ごたえです。

自転車をこぐと冷たい風で耳が痛いほどでしたが、あたたまりました。


唐辛子は、香川の在来種「香川本鷹とうがらし」入り。

普通のかけうどんや、天ぷらうどんなど、メニューは他にもいろいろあります。天ぷらは注文してから揚げてくれるのもうれしい。ちなみに手打ちうどん教室もあります(→うどん教室もなくなってしまったかどうかは確かめられていません)。

追記:
ここから比較的行きやすい場所にあるうどん屋さんは、以下の記事でご紹介しています。


by 硲 允(about me)
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