「お金と仲直りする」が最近のテーマ。「お金を稼ぎたい」のはやましい気持ち?

「お金を稼ぎたい」と思うのは、何だかいやらしいことのような気がしていました。でも、最近は、「お金を稼ぎたい」と思うようになりました。

大学を卒業し、東京で仕事をしていた頃は、お金をなるべくかけない暮らしをして、その分、気の進まない仕事をなるべくしないで済むようにしていました。特にお金で買いたいものもありませんでした。気の進まない仕事をしたくないから、お金で買いたいものなんかない、と自分に思い込ませていたのかもしれません。いずれは自然の美しい場所に自分の家が欲しいけど、それはだいぶ先のことなので、当面は暮らしていけるだけのお金があればいいと思っていました。

「お金はエネルギーだ」

最近、そういう「合言葉」をよく耳にします。この合言葉には、「お金はわるいものじゃないよ。使い方の問題だよ」という意味合いが込められています。誰が言い出したのか、それまで物質社会に異を唱え、拝金主義を批判してきた「自然派」の人々の間でよく言われているようです。

お金自体は、いやらしいものでも、汚いものでもない。そう思います。もともとは、単に、物の交換手段でしたが、それを自分の得だけを考えて使う人が現れ、いつのまにか汚いイメージが付きまとうようになった。「お金がないと困る」「お金がなくなったらどうしよう」「お金をたくさん持ちすぎるとろくなことがない」…お金のことを漠然と想像して、楽しくなったりワクワクしたりする人は少数派ではないでしょうか。お金というと、自分が持っているお金の額を想像する。それがあり余るほどある人は少ないので、ネガティブな気持ちになる人のほうが多いと思います。

しかし、最近「引き寄せの法則」のいろんな本で、お金に対してそういうネガティブな気持ちを持っていては、お金は得られにくいというのを読んで、「なるほど」と思いました。「好きなことをしてお金を得るのは難しい」「好きなことをしてお金を得ようとしたら、そのことが楽しくなくなる」などというのも、お金に対する間違った思い込みで、好きなことをしたほうが、そこにエネルギーを思いっきり注ぎ込めるので、そのほうがお金を得やすい、というようなことが書かれていました。そのためには、好きなことに打ち込むと同時に、お金に対してもポジティブな気持ちを抱く必要があるようです。(「引き寄せの法則」のことは、まだ上手く説明できるほど理解も実践もできていないので、気になる方は本を読んでみてください。解説本にもいいものがありますが、まずは原典に当たられることをおすすめします。)





「お金と仲直りする」というのが、ぼくの最近のテーマです。どの本に書かれていたか忘れましたが、お金で物やサービスを買うときに、それによって「お金が減った」というネガティブな気持ちを持つのではなく、「このお金のおかげで、自分に必要なものを買うことができた」と、お金に対してポジティブな気持ちを持つといいと書かれていました。これなら日常ですぐに簡単に実践できます。レジでのお金の渡し方まで変わってきます。「前まで見るからにしぶしぶ渡してたのに、お金の渡し方がよくなったね」と相方に言われました。

「好きなことをして、それで楽しくお金を稼ぐ」そう信じられればいいのだと思います。

「お金がたくさんあったら何がしたい?」2日連続で、別の人からそう質問されました。

・今住んでいる家をきれいにリフォームしたい
・山を一つ買いたい
・伝統工法の家を建てたい
・自分で家を建てる勉強がしたい
・家の近くに田んぼと畑が欲しい
・フリーエネルギーで走る車が欲しい
・有機栽培の食材を使い、ゆっくり仕事もできるカフェを作りたい
・自分の好きなものを集めた店を作りたい
・日本や世界の気になる場所をあちこち旅したい
・世界各国の若者を日本に招待して日本の若者と交流できる奨学金プログラムを作りたい
・自分が応援したい活動をしている人たちに寄付したい

ほしいもの、やりたいこと、お金の制限を外すと、いろいろ思い浮かぶものです。今の暮らしでもかなり満足していますが、満足していると、自分の欲求が見えなくなってくることがあります。あるいは、満足していると思い込んでいるだけなのかもしれません。ほしいもの、やりたいこと、時々書き出してみると面白いです。


【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)
instagram(@makoto.hazama